文春文庫<br> ニュースの冒険―「昭和」が消えた日

文春文庫
ニュースの冒険―「昭和」が消えた日

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  • サイズ 文庫判/ページ数 267p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167431044
  • NDC分類 304
  • Cコード C0195

出版社内容情報

昭和から平成へと変った年。日本という国で何が変り何が変らなかったか。ニュースをとおして日本が直面する問題点をえぐり出す

内容説明

「天皇陛下報道のトリック」、昭和天皇の埋葬にまつわる不可思議、「御大喪」当日と異次元空間の出現―。ひとつの時代が終り、新しい時代が始った。昭和から平成へ、天皇制から日比混血児、子連れ論争、リクルート事件など「ミカドの国」で起ったさまざまな出来事を明快な論理で分析し、その裏側にひそむ日本の明日を適確に読む。

目次

夏(エスニックラヴの時代がやってきた;オリンピックに賭ける韓国のホテル戦略;民主化すすむ台湾の陣痛;フィリピンの新残留孤児;再び日比混血児問題を考える ほか)
秋(文化論としてとらえたい原発問題;大人は知らない「ミニ四駆」ブーム;太平洋をさすらう放射能ジプシー;日比混血児問題の日本式救済法;「天皇報道」のトリック ほか)
冬(祝祭日のルーツと天皇制;映像マニュアルの時代がきた;太平洋戦争前夜に予測された敗戦;「勤勉さ」は本当に日本人の伝統か;ディベートの流行に期待する ほか)
春(昭和天皇はゴルファーの草分けだった;美しき誤解と外国人の天皇観 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yuji

0
ソウルオリンピックでの韓国のテロ対策が他人事ではなくなった。東京でのテロ対策はきっと大変なことになる。「御大喪」の話は興味深い。海外メディアの視点で天皇は第二次世界大戦の最後の生き残りリーダーだとある。棺を担ぐ八瀬童子という伝統や東京都での土葬など天皇という存在の異質さとそれを受け入れる日本人の奇妙な関係が海外からは神秘的に見えるのだろうか。新宿御苑の開かずの正門が開いた「御大喪」映像をYouTubeで探してみよう。2015/06/09

gdeh

0
時事問題をテーマにした考察。古い本なのでテーマも古いが猪瀬直樹が指摘した通りに解決できずに尾を引いてる問題も多い。2011/06/19

のんき

0
1993.3.10 第一刷

sasha

0
起承転結の「起」と「結」がつながってないものが多いのだが…。2010/06/02

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