出版社内容情報
旧制中学の野球大会で戦った両校のメンバーが様々な過去を背負い三十年ぶりの試合に臨んだが…。すがすがしい後味の野球小説三篇
内容説明
かつて旧制中学の野球大会で戦った両校の男たちが、人生の明暗をそれぞれの過去に背負いながら、同じメンバーで33年ぶりの試合に臨んだが…。表題作ほか、終戦直後の草野球チームの友情、みずからのコールに野球の夢をかけた審判の心意など、野球を愛する人たちの様々な人間模様を描く傑作2篇を収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たーくん
5
再読。 かつて旧制中学の野球大会で戦った両校の男たちが、人生の明暗をそれぞれの過去に背負いながら、同じメンバーで33年ぶりの試合に臨んだが…。表題作ほか、終戦直後の草野球チームの友情、みずからのコールに野球の夢をかけた審判の心意など、野球を愛する人たちの様々な人間模様を描く傑作2篇を収録。 2017/05/28
バチスカーフ
0
終戦直後を立地点とした野球小説3篇の短編集。どの作品も、時代の観察と表現、野球への深い愛と造詣が溢れている。また3篇ともに、焦点となる物語はあるものの、そこから未来を予感させるカタルシスめいた示唆は無い。その潔さは、むしろ短編の良さとして際立っている気がする。これでいいのだ。きっと。2015/01/22
バチスカーフ
0
終戦直後を立地点とした野球小説3篇の短編集。どの作品も、時代の観察と表現、野球への深い愛と造詣が溢れている。また3篇ともに、焦点となる物語はあるものの、そこから未来を予感させるカタルシスめいた示唆は無い。その潔さは、むしろたんへの良さとして際立っている気がする。これでいいのだ。きっと。2015/01/22
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- 和書
- 蕎麦屋の恋 角川文庫