文春文庫<br> 約束の冬〈下〉

個数:
電子版価格
¥662
  • 電書あり
  • ポイントキャンペーン

文春文庫
約束の冬〈下〉

  • 宮本 輝【著】
  • 価格 ¥869(本体¥790)
  • 文藝春秋(2006/05発売)
  • ゴールデンウィーク ポイント2倍キャンペーン対象商品(5/6まで)
  • ポイント 14pt
  • 提携先に3冊在庫がございます。(2024年04月28日 01時03分現在)
    通常、5~7日程度で出荷されます。
    ※納期遅延や、在庫切れで解約させていただく場合もございます。
    ※1回のご注文は10冊までとなります
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    通常、5~7日程度で出荷されます。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 400p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784167348212
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

壊されたパテックの懐中時計の持ち主を探す桂二郎の前に、妖艶な中国女性が現われる。そしてもう一人、桂二郎を訪ねてきた若い女性は、昔別れた恋人の娘だった。一方、留美子は謎の手紙の主について、次第に手がかりを得ていく―。人は何を拠り所にして生きていくのかを問う、宮本文学の新しい傑作。

著者等紹介

宮本輝[ミヤモトテル]
昭和22(1947)年、兵庫県に生れる。追手門学院大学文学部卒業。52年、「泥の河」で第13回太宰治賞を、翌53年、「螢川」で第78回芥川龍之介賞を受賞。さらに62年、「優駿」で第21回吉川英治文学賞を受ける。芸術選奨文部科学大臣賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

遥かなる想い

129
変な話だが、もう宮本輝は初期のころのような作品は描けないのだなと実感し、さびしく思った。人間が持つ「業」のようなものを見事に描くには宮本輝は大物作家になりすぎたのだろう。本作品でも桂二郎が昔別れた恋人の娘緑と会うシーン、緑が自分の子供ではないとわかっていながら、再婚し育てた男と語り合うシーンには その片鱗があったが、もう年齢的にも 書かないのだろう。2011/03/06

KAZOO

96
むかし宮本さんの作品はかなり読んだものでした。錦繍や河三部作、優駿、ドナウの旅人などなどです。お気に入りさんの感想で読んでみました。2000年ごろに産経新聞に連載されたとのことで比較的読みやすく起伏もあり楽しめました。最初の方の中学生らしい人物と若い女性が主人公と思いましたがどちらかというとある会社の経営者とその家族をめぐる話となっているようでした。やはり新聞連載なので、ゴルフや料亭の話などが結構出てきます。サラリーマン向けということなのでしょうか?2022/03/25

あつひめ

78
物語が締めくくられてやっと10年前の約束が動き出したような気がした。小説にしては長く引っ張った10年。その間に人は様々なものを見聞きし傷つき喜び吸収する。10年前のままと言う訳ではない。そこを踏まえたうえでこれから第2ステージが始まっていくのだろう。飛行蜘蛛の存在がその見るものの思いによってかなり受け取り方の幅があることも感じた。単なる風物詩とも言い切れないものがあるようだ。大きなうねりもないまま終盤を迎えたがこれが時の流れと言うものなのかもしれない。実際にどんでん返しの人生ばかりじゃないものね。2013/03/05

chikara

65
飛行蜘蛛の健気で厳かな生の営みを見てみたい。 面白いストーリーに多くの学ぶべき人生訓がありました。 手本となる大人になるにはストイックな部分が必要です。2014/08/16

佐島楓

59
情緒的で、とてもよかった。私は留美子に共感できたが、もうひとりの主人公、桂二郎もなかなか魅力ある男性である。人間を描く筆がとても深く、このような人物が実在してもおかしくないと思わせる。さすがとしか申し上げようがない。2015/12/13

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/539412
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。