内容説明
大のビール党のシーナがウイスキーの本場、スコットランドに上陸。ブルーブラックの夜空の下、目からウロコの水割り体験に陶然とする間もなく、モンゴルの左右同じサイズが揃わない靴屋と禅問答、チベットのグラマラスな女神には憤怒の目で睨まれる。高尿酸値をものともせず、やってくれます、痛快赤マント。
目次
テーゲー主義
よそんちの庭
舞台裏
春寒波に完敗
ぱいかじがいいさあ
インド人の見た日本快怪記
鉄塔をのぼる話
旅のあさめし
なこその怪異
河芸町で大失敗の巻〔ほか〕
著者等紹介
椎名誠[シイナマコト]
作家。「本の雑誌」編集長。昭和19(1944)年、東京生れ。著書は吉川英治文学新人賞を受賞した「犬の系譜」(講談社文庫)、日本SF大賞を受賞した「アド・バード」(集英社文庫)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ドナルド@灯れ松明の火
16
積読本だと思って読んだら再読だった。でも大部分忘れていたので面白かった。5年前の感想とあまり変わらない。椎名誠のエッセイもなかなかいいもんだ。しかしエッセイなど毎週締切に追われているようだが、もう少しゆったりとしてもいいのではないか。富士通の親指シフトワープロを今でも使っていることに少々驚いた。2013/08/15
ソラ
10
【読メ登録以前に読了】 内容(「BOOK」データベースより) 大のビール党のシーナがウイスキーの本場、スコットランドに上陸。ブルーブラックの夜空の下、目からウロコの水割り体験に陶然とする間もなく、モンゴルの左右同じサイズが揃わない靴屋と禅問答、チベットのグラマラスな女神には憤怒の目で睨まれる。高尿酸値をものともせず、やってくれます、痛快赤マント。 2008/09/12
TALOS
7
気楽に読めて、それでいて旅中だからこそ思う日常の疑問が作者の軽妙な文体で書き現されていて気分転換に読むには打ってつけだと思います。作者の旅先で出てくる飲食は美味しそうに感じます。子羊の丸焼きを豪快に食べてみたいですし、本場のスコッチやビールも飲んでみたいと思いました。あと、日本のホテルのバイキングは美味しくないウィンナーやシャケが確実に出てきますよね(笑)2015/01/12
ダンスにホン!ころりん
5
20051210第1刷 140112再読 初出週刊文春2001年3月8日号~12月27日号アイラ島の幽霊何度読んでもこわい!2014/01/12
ゲンゲン
4
ちょうど911の同時多発テロのあたりに書かれてエッセイ。代々木のドコモビルはアンテナとは知っていたけど、あの外観はアンテナ塔を隠すため側面をブロックで覆いエンパイアステートビルに模して作られているだけで事務所やテナントが入っているようなビルとしての機能がないことを知らなかった。てっきりあのビルに会社事務所があると思い込んでいた。2017/03/12
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