文春文庫<br> 遙かなるセントラルパーク〈上〉

文春文庫
遙かなるセントラルパーク〈上〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 376p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167309077
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

ロス─ニューヨーク間5000キロ、大賞金マラソンに世界中から馳せ参じた人間博覧会のような猥雑集団のドラマを描く。破天荒かつ面白さ抜群の評判小説の文庫化

内容説明

元オリンピック選手も失業労働者も、イギリス貴族もインディアンも、さらにはバーレスクの踊り子まで、世界60カ国から2,000人が馳せ参じた大賞金ウルトラマラソン。ロス―ニューヨーク間5,000キロ、3カ月の行程にどんな冒険と人間ドラマが待つのだろう?これぞ“面白い”小説の見本と激賞された気宇壮大、爽かな感動を呼ぶ傑作。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

つゆき

8
アメリカ大陸横断マラソン。誰が呼んだか別名ウルトラマラソン。ロスを出発し、目指すゴールはニューヨークのセントラルパーク。長いよね、距離が。マラソンの実況形式に拘らず、途中に様々なイベントを割り込ませ、少し話しが横道に逸れ過ぎじゃない?と思わせるくらいサービス精神旺盛な展開は、読み手に飽きを感じさせない。マラソンが人体に与える影響が痛いほど伝わってきました。アースマラソンで頑張ってる間寛平さんを思い出しながら読了。2010/12/20

yoshi41101

5
それぞれ過去を背負ったランナーがたちが集い、LAからNYへの果てしない道を目指す。老ランナー、ドク・コールの助言にこころが奮い立たされる。ウルトラランナーなら絶対に。「ランナーをつぶすのはいつだってペースでなんだ。決して距離じゃない」「地面に踏み出す一歩一歩が勝利になるのだ。ときには、立ち止まることを考え、思い直して走り続ける。それもまた、ひとつの勝利なんだ。この先の一瞬一瞬が勝利の連続だといってもいい。」2013/04/28

けいちゃっぷ

5
ロスアンジェルスからニューヨークまで3000マイルの超長距離マラソン!読ませます。376ページ2010/08/04

glaciers courtesy

3
他の人が事実に基づいた小説と書いていたが、それを信用するとさらに興味深く思える。まず驚くのは歴史上の人物たちが悪役も含め実名で登場することだ。FBIのフーバー長官や大統領まで、これが事実ならかなりスキャンダラスな内容なのにな。日本なら遺族が異議を申し立てそうだが、アメリカはそうではないだろうか。印象的なのは場面場面の描写が映画の撮影を想定したような感じなのだ。作者は映画にしたかったんだろうなぁ。僕の頭の中にもスクリーンが浮かんで来る。白黒の画面の中でフラナガンが悩み、ドクが決め台詞を喋っているんだ(笑)。2015/01/28

yuzuriha satoshi

3
銀輪の覇者 上 (ハヤカワ文庫 ) 斎藤 純 は この本に インスパイアされて書かれたと知って読む インスパイアというより設定を自転車と日本に変えた といってもいいくらい 『銀輪の覇者』も面白かったからいいけど こいつは比べものにならないくらい面白い!土台が違うのだ。 2011/07/09

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