文春文庫<br> 泣きどころ人物誌

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文春文庫
泣きどころ人物誌

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  • サイズ 文庫判/ページ数 269p/高さ 16X11cm
  • 商品コード 9784167292072
  • NDC分類 281

出版社内容情報

紅葉、鏡花、荷風から溝口健二、舟橋聖一まで─非凡なるが故の苦悩、無念、孤独、波乱。光り輝く才能の裏側に秘められた影の部分

内容説明

時代の寵児となった人々は、その栄光の裏側で何を失い、何に耐え、何ゆえ心を惑わせたか。―三遊亭円朝、西園寺公望、松井須磨子、三島由紀夫など、明治、大正・昭和を彩る二十四名の著名人が背負った暗い影を、「ちょっといい話」のブームをまきおこした名エッセイストであり、また推理作家でもある筆者がさぐった逸話・秘話集。

目次

三遊亭円朝の息子
花井お梅の実演
斎藤緑雨の女友達
森律子の弟
永井荷風の勲章
九条武子の写真立
高浜虚子の女弟子
三浦環の体重
三島由紀夫の「太宰治」
市川九女八のさらし木綿
尾崎紅葉の父親
松井須磨子の香水
西園寺公望の家憲
天津乙女の白襟
石川啄木の遊興
岡田八千代の兄
溝口健二の純情
田村秋子の我慢
舟橋聖一の伝説
松旭斎天勝のサロメ
小宮豊隆のひいき役者
林芙美子の母性本能
泉鏡花の病菌恐怖
豊竹呂昇の人気