文春文庫<br> ミッドナイト物語

文春文庫
ミッドナイト物語

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  • サイズ 文庫判/ページ数 265p/高さ 16X11cm
  • 商品コード 9784167278083
  • NDC分類 913.6

出版社内容情報

ふと深夜に気付く得体の知れない不安、形をとらない悪意、姿のみえぬ訪問者……。日常に潜む不気味な偶然を軽妙に描く九つの物語

内容説明

あなたは気付いたことは、ありませんか?気味の悪い偶然の重なり、形をとらない悪意の棘、得体のしれない不安感…。あなたを怯えさせるそうした“何か”は、いつも突然、それも深夜に訪れる!恐怖小説の名手が時間をミッドナイトにかぎり、軽妙に描いた九つの怖いお話をあつめたのがこの本です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヒロくま

16
短めだけどシニカルでブラックな物語が、実はヒンヤリとあとを引く。昔々こんな話をどっかで読んだなぁと思い出したら大抵、阿刀田先生の物語だったりする。怖懐かしい感じ。2018/09/13

スノーシェルター

12
最終的に背筋が変にゾクッとする話ばかり。面白かったけれど。2012/10/27

KAZOO

9
やはりのっている時期の阿刀田作品というのは読んでいても、本当にありそうな感じで怖い感じがしてきます。この作品集はブラックなものがほとんどで後で余韻が残るのが秀逸です。2014/05/13

キー

7
タイトルは『ミッドナイト物語』ですが、特に真夜中をテーマにした作全体的に阿刀田高作品特有のブラック・ユーモア感は薄め。ブラックなのに切ない、といういくつかの作品が印象的な作品集です。 収録作品全9篇の内、阿刀田高作品には珍しくキレ味の悪いオチの作品が4作品ほどありましたが、それ以外の5篇は、阿刀田高先生の職人芸ともいえるもの。 特に印象的な一篇をあげるとすれば、一週間ホテルの一室に籠もるだけのバイト、という非常に不思議な物語「密室の女」を。 回想形式にしていることで、ただの不思議話が印象深くなっています。2020/01/23

takaC

5
1993年11月読了。1999/01/01

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