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文春文庫
カヌー犬・ガクの生涯―ともにさすらいてあり

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  • サイズ 文庫判/ページ数 239p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167269173
  • NDC分類 645.6
  • Cコード C0195

内容説明

作家・椎名誠によって世界で初めて「カヌー犬」と呼ばれることになったガクは、さすらいのカヌーイスト・野田知佑のよき伴侶となって日本および世界各地を旅し、またテレビCMや映画に出演、勇名を馳せる。しかし、そのガクにも老いが忍び寄って…。類まれなる雑種犬とさすらう男がつむぐ哀切の物語。

目次

第1章 出会い
第2章 成長
第3章 さすらい
第4章 エデンの園
第5章 わかれ

著者等紹介

野田知佑[ノダトモスケ]
1938(昭和13)年、福岡県生まれ。早稲田大学文学部英文科卒。教員、雑誌記者を経てエッセイストに。「川遊びカヌー」を提唱し、国内をはじめ欧米、オーストラリア、ニュージーランド、インドネシアの川を楽しむ一方、環境破壊につながる河川改修、ダム開発をおしすすめる国土交通省の蛮行を一カヌーイストの立場から告発し続けている。82年、『日本の川を旅する』で第9回日本ノンフィクション賞新人賞、98年、一連の活動に対して毎日スポーツ人賞文化賞を受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

サンダーバード@読メ野鳥の会・怪鳥

117
カヌーイスト野田知佑とともに暮らした「カヌー犬」ガクの生涯。私は犬を飼ったことがない、普通はペット、愛玩用としてかわいがる人が多いだろう。だが、ガクと野田さんは違う。アラスカの雄大なユーコンを、日本の四万十の清流を二人でともに下る。飼い主と犬が一緒に何の拘束も受けずに自由に暮らし、遊ぶ。ガクは野田さんの遊び仲間であり、共に暮らす相棒であったのだ。★★★★2017/05/06

goro@80.7

39
素敵な犬生だったんだね。一緒に遊ぶ最高の相棒犬、さよならガク。2017/04/12

ツバメマン★こち亀読破中

19
野田知佑が飼うことになった雑種の仔犬はやがて「カヌー犬」と呼ばれるようになる。アラスカへ幾度も渡りユーコン川を下ったり、熊と渡り合ったり…そこらの冒険家以上の経験をしているガクが死んでもう15年も経つのだなぁ。著者とガクのさすらいの自由な川の日々。2015/06/27

コウジ

4
著者の作品初読。作中に好きだった星野道夫さんや椎名誠さん等、類は友を呼ぶとも言うべき友人群もさる事ながら、ガク君を仲間として関わる人々がとても素敵だなと感じました。一貫してガク君側の岸に立つ姿勢も好感が持てますが、外国に犬を連れて行く以上 一定の制約や守るべきルールがあるのは然るべきで当時の制約がどうだったかと云うより、立場の違う相手への一定の理解が不足していて、大人としての冷静さよりも 冒険心への欲求が上回っている様に感じました。犬は好きな人も苦手な人もいるよね。 但し著者の自然や生き物に対する→2021/07/06

mako♪

4
野田知佑さんは、ガクの体力、知力を育て、最高に引き出すことの出来た人、ガクにとっての最高のパートナーだったと思う。野田知佑さんにとっても同じで、掛け替えのない相棒だったガク。共に生きた力と愛がいっぱい感じられました(^^)2014/08/01

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