文春文庫<br> 沙中の回廊〈上〉

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文春文庫
沙中の回廊〈上〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 371p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167259150
  • Cコード C0193

内容説明

中国・春秋時代の晋。没落寸前の家に生を受けた若者・士会は、並外れた兵略の才と知力で名君・重耳に見出され、混迷の乱世で名を挙げていく。生死を無意味にしないために人はなにをすべきか。勇気の本質とは―。苦難を乗り越え、宰相にまで上り詰めた天才兵法家のあざやかな生涯を格調高く描いた古代中国傑作歴史小説。

著者等紹介

宮城谷昌光[ミヤギタニマサミツ]
昭和20(1945)年、蒲郡市に生まれる。早稲田大学文学部卒。出版社勤務のかたわら立原正秋に師事、創作をはじめる。その後帰郷、ながい白空ののち「王家の風日」を完成。平成3年、「天空の舟」で新田次郎文学賞、「夏姫春秋」で直木賞、「重耳」で平成5年度芸術選奨文部大臣賞を受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

糜竺(びじく)

42
久しぶりに、宮城谷昌光先生の作品を読みました。やっぱり深く重厚で面白いです!中国・春秋時代の晋が舞台となっています。大器晩成の名君の文公(重耳)の晩年の頃と時代が重なります。主人公の士会が様々な経験を積み、色々な人と出会い、人間として成長していく姿が描かれていました。個人的には、主人公の師匠ともいうべき先軫との交流は、胸に熱いものを感じました。不遇の時期の士会を見い出し、そして信頼し、先の事を委ねていき、しかも戦上手な先軫はかっこよかったです。他にもたくさんの魅力的な人達が登場します。続きが楽しみです!2016/01/15

sakap1173

36
文公(重耳)が晋に戻ってきた直後くらいからのお話し。 没落しかけている家の出身である士会が徐々に出世していく。上巻は40歳くらいまで。 劇的なストーリーではないが、士会の誠実な人物像は非常に共感します。 下巻は、一旦、秦に亡命し兵略家として大活躍した後に帰国し宰相までのぼりつめるハズ。 いやー、やはり宮城谷先生の作品はいいですね。 ほんとに面白い。 この週末で下巻も一気読みしそうです。2021/02/24

Haru

30
「重耳」がなんとなく消化不良で終わった感があるので、その続きのようでうれしい。重耳が晋国の君主になってから、どのような道をたどって行ったのか。そしてその子孫は。良将であっても、良臣であっても、その子供が親の佳さを継いでいるとは限らないし、また養育を間違えていることもある。重耳の世代から、次世代、次々世代の子孫がどのように国を運営していくのか。その中で、土会の人となり、周囲の人間がとても魅力的。よい家臣が仕えるのがよい主人なのだなぁ。2019/10/22

Tomoichi

22
春秋時代の晋の名君重耳の元を介子推が去り、一人の若者が見出される。士会は少しづつ苦難を乗り越え大夫となり、兵法家としての名を上げていく。重耳亡き後、宰相まで上り詰めた士会の若き日を描く上巻。下巻に続く。2017/04/26

サチオ

12
再々読。というかもう四、五回目?「重耳」と連なる物語。覇を唱えた文公・重耳の晩年から重なる異なる視点での晋がまたおもしろい。権力者が移り変わる中で士会が語った「政治とは、喜びを産む作業でなければならない。」との言葉は是非とも心に留めなければと感じました。全ては人に帰依するものですもんね。2016/04/04

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