文春文庫<br> 太公望〈上〉

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文春文庫
太公望〈上〉

  • 宮城谷 昌光【著】
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  • サイズ 文庫判/ページ数 490p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167259105
  • Cコード C0193

内容説明

羌という遊牧の民の幼い集団が殺戮をのがれて生きのびた。年かさの少年は炎の中で、父と一族の復讐をちかう。商王を殺す―。それはこの時代、だれひとり思念にさえうかばぬ企てであった。少年の名は「望」、のちに商王朝を廃滅にみちびいた男である。中国古代にあって不滅の光芒をはなつこの人物を描きだす歴史叙事詩の傑作。

著者等紹介

宮城谷昌光[ミヤギタニマサミツ]
昭和20(1945)年、蒲郡市に生まれる。早稲田大学文学部卒。出版社勤務のかたわら立原正秋に師事、創作をはじめる。その後帰郷、ながい空白ののち「王家の風日」を完成。平成3年、「天空の舟」で新田次郎文学賞、「夏姫春秋」で直木賞、「重耳」で平成5年度芸術選奨文部大臣賞、「子産」で平成13年度吉川英治文学賞を受賞。著書に「孟夏の太陽」「沈黙の王」「侠骨記」「春の潮」「花の歳月」「晏子」「介子推」「孟嘗君」「長城のかげ」「玉人」「楽毅」等の小説、エッセイ集「春秋の色」「歴史の活力」「春秋の名君」等がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

64
太公望というと私などはすぐ釣りを思い出してしまいます。それほど人口に膾炙しながらその生涯についてはあまりよく知られていません。周の時代の人ですから伝説的な話が多いのでしょう。しかしながらそれを逆手にとって宮城谷先生は物語を作り上げてくれています。まだまだこの巻では少年時代のことで将来のことは出てきませんがその片鱗が垣間見えます。2015/05/15

著者の生き様を学ぶ庵さん

37
羌族の孺子・望(後の太公望呂尚)が商の嗣子・受(後の紂王)より火攻めに遭ひ、他の羌族の孤児らと共に生け贄にされむとするところより第一巻は始まる。また、幼少期・青年期を経て仙人が如き老師に剣術を學び、東方の豪族・逢尊が娘・逢青を娶りしあたりにて第一巻は終わりにけり。宮城谷昌光先生が著書『王家の風日』を読みたる故、商の令尹・箕子、比干の登場はいとありがたし。望を見たるに、まさに「栴檀は双葉より芳し」とぞ謂ふべかりける。背負ひたる人生の重みたるや、余人と比ぶる能はず。父祖の仇敵・商を滅せんと欲する心意気や良し。2015/12/29

またべえ

26
太公望といえば、エサも付けずに釣り糸を垂れて、どこかの偉い人が訪ねてくるのを待っている、そんな朧げなイメージしかありません。小説「太公望」の主人公・望は父親を殺されます。父親の仇を討つことを心に誓って、仲間と逃避行します。なかなか厳しい逃避行です。仲間との絆も深まっていきます。でも、望は時々ふっと、仲間達の前から何の前触れもなく居なくなります。何の連絡もなしに数年!現在なら、上司から「報告とか、連絡とか、相談とかしろよ!」と怒られそうです。小説「太公望」の望、今のところ、釣り糸を垂れてる暇はありません。2019/02/27

たみ

21
商の受(受王・紂王)の人狩りにあい、命からがら逃げ出す羌族6人の子ども達の描写から始まる望の物語。逃げる望は十代、自分より幼い子ども達の命を背負い強くなっていく。子らはそれぞれの道を見つけ櫛の歯が欠けるように消えていくが、いずれ再会し商王朝を廃滅に導く未来は明らかで寂しさがそのまま胸熱に。ただ、人の世のわずらわしさから逃れたいとふと願う望は復讐の虚しさを漂わせ悲しく、人狩りで別れた一族(家族)の消息を案じながら自制する姿は辛い。受王の前に倒すべき箕子ですら遥か高みにあり衣の端すら掴めないが。中巻へ。2016/03/05

ニケ

20
ハードカバー持ってるのに文庫本出た時にも買ってすぐ読んで、弟に譲ったのが数年前。今読んでないなら貸してよと弟に言ったら、親父の蔵書で読んだんで、姉貴にもらったんじゃないだってさ。一体どういう了見かと思うけど、相手にせずまた買ってきた(笑)。人の成長する話は好き。こんな強くていい男がいたら、私も添ってみたいもんです。上巻の終わりは春陰にたたずむ望のシーンで、はるかな道を駆け抜ける力と翼を持つ人が、思うように走り出せぬやるせなさに胸が押さえつけられるような気がします。これもまた雌伏の時か。2015/08/24

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