出版社内容情報
自慢しい・カマトト・慇懃無礼…あなたの周りの女性たちの化けの皮を剥ぐ、人気コラムニストのイジワルな視線と超一級の悪口
内容説明
「○○ちゃんって、すっごくいい子なのよ」「お医者さまに行ったほうがいいわ」「いいなあ、田舎がある人って」―だまされてはいけません。こんな台詞のウラにも、毒や悪意が隠されているのです。自称「年寄」の酒井順子が女のウソを看破する、痛快極まりない悪口の数々。巻末に長嶋一茂氏との対談「わるくちのススメ」も収録。
目次
美人のわるくち(自慢しい;ヤリマン;カマトト ほか)
やり手のわるくち(慇懃無礼;テレ屋;ぼーっとしている ほか)
大人のわるくち(真面目あるいは不真面目;不潔;貧乏くさい ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひろちゃん
85
「悪口言うのも言われるのも楽しいよね」っていう言葉にびっくりした。「悪口を言われていたことを知って、真実を知る感じのあの興奮と恐怖」Mか!と突っ込みたくなるけど、湊かなえさんの小説を読むときのあの興奮と恐怖に似ているのかな? 悪口を言うにしても人から「オー!」と言われるような、笑顔も誘うような愛のある悪口言ってみたい。2015/10/28
ミカママ
71
はい、読友のみなさんの想像どおり、わるくち(というか、英語でいうとGossip)が大好きなあたくしめ。いっつも職場の閉められたドアのこちらがわで、ひそひそ話をしております。(笑)っていうか、女同士のコミュの醍醐味だものね。そしてゴシップを言い合うことで、交友関係を深めたりもします、女って怖いです。(笑)酒井さん、よくぞ言ってくれました、とうなずくことしきりの作品でした♪2015/02/28
団塊シニア
50
心配性、自慢しい、短期、けち、ものぐさ等、25のわるぐちを的確に捉えており気軽に読める、特に筆者自身を描いたものぐさが笑える…。2014/01/10
Carlos
37
こだわりすぎかな。サラッと読了。「負け犬」の生みの親とは知らなかった。2022/05/14
魚京童!
33
目の前に何か問題があったとしても、すぐに解決しようとする必要はない。問題解決を避けて避けて避けまくって、それでも逃げきれなかったときだけ、解決すればよい2014/11/28