文春文庫<br> もうひと花

  • ポイントキャンペーン

文春文庫
もうひと花

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 282p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784167175054
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

出版社内容情報

贅沢三昧ながら金はかからぬ──塩せんべい、ペチャカツ、ハーモニカ等々、心から駄物を愛する著者の、玉手箱のようなエッセイ集

内容説明

贅沢は一流品のみにてするものにあらず。ゴルフもヨットもやらないけれど、例えば、おいしいカツ丼を食べるために東京から岡山まで日帰り旅をする愉しさ。車よりも地下鉄が好き、ジロジロと人さまを観察する醍醐味。好きなものには頑固一徹、遊びながら人生の花を咲かせんとする著者の選り抜きエッセイ集。

目次

味覚は郷愁
旅の日記より
ヨイショ考
いい旅いい宿
つんどく専門
父との写真
一銭玉の世界
私は芭蕪
夏に立つ市
旅はかりそめの別人生

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

tama

4
図書館本 文庫コーナーで偶然 一時期好きだった。20世紀の本。食い物話はあんまり好きじゃないが、著者は関東のソーズカツ丼好きだったのね。東京育ちなら醤油、甘辛、卵とじと思ってたが違うのね。私が初めて食べたソースカツ丼は佐野で「貧相な味だな」って思った。米朝さんと交流があったのか!?「(アジアの)末弟日本は謙虚でなくては・・・成り上がりの増長では鼻つまみになる」 アジアの大長男中国にも大長男なればこそ同じこと云いたいなあ。長生きするほど葬式に来てくれる旧友が減る。盲点でございました!!2021/04/28

Tamura Hiroyuki

1
小沢昭一さんのことは正直、役者として知っていた訳ではなく、大沢悠里のゆうゆうワイドで度々お名前が挙がっていたのを機に本書を手に取った。人柄が窺えるエッセイで、昭和という時代と共に愉しく読了。そのときどきの時代を体現しそれを愛嬌を持って伝え得る人というのは貴重なものだなあと得心したり。ありがとうございます。ご冥福をお祈りします。2016/06/26

ハルトライ

1
文章の語りが本当に上手い。2015/08/12

ナウラガー_2012

0
露天商達は祭りや法会を「タカマチ(高市)」と呼んだ(全国神社仏閣縁日表=タカマチ帳)、縁日とは「有縁の日」「結縁の日」「仏閣の降臨」「成仏など由来のある日」の意、「やし=やくし(薬師)」で、香具師は本来、薬草を吸っていたのではと考えられている、「バワリ」=出店の場所の割振りで露天商にとっては死活問題2017/05/31

ナウラガー_2012

0
も前にサケの孵化増殖を図り川普請を始めた。全国初のサケの博物館「イヨボヤ会館」がある/出羽特産の”茄子”/”またたび”は実がなった時に人にその場所を教えるために一度葉を白くするのだという/「八人芸」江戸時代に確立した芸で一人で八人分の楽器やら声色やらを使い分けて演奏する芸/「いらっしゃい→よくいらっしゃいました」「ありがとう→有難い=めったにないほどの恩恵」「すみません→御挨拶してもつくせない」「さようなら→左様ならば御免下さいませ=ではこれで失礼させていただきます」の略/戦中は少年を「若桜」=「散る」2017/05/31

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/384929
  • ご注意事項