文春文庫<br> 鬼平犯科帳〈24〉特別長篇 誘拐 (新装版)

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文春文庫
鬼平犯科帳〈24〉特別長篇 誘拐 (新装版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 205p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167142766
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

風が鳴った。平蔵は愛刀の鯉口を切る。雪か?闇の中に刃と刃が噛み合って火花が散った―。表題とした「誘拐」は、著者の長逝によって永遠の未完となったが、三十年をこえる作家としての営みの掉尾を飾る作品でもある。巻末に著者と長い交遊のあった文芸評論家尾崎秀樹氏の「池波正太郎の文学」を併録する「鬼平」最終巻。

著者等紹介

池波正太郎[イケナミショウタロウ]
大正12(1923)年、東京に生れる。昭和30年、東京都職員を退職し、作家生活に入る。新国劇の舞台で多くの戯曲を発表し、35年、第43回直木賞を「錯乱」によって受賞。52年、第11回吉川英治文学賞を「鬼平犯科長」その他により受賞する。63年、第36回菊池寛賞受賞。作品に「剣客商売」「その男」「真田太平記」“必殺仕掛人”シリーズなど多数。平成2年5月3日没
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

120
これがシリーズ最後の本で短篇が2編とこの副題にある長編が途中で終わってしまっています。あとは番外編で「乳房」というのがあります。女密偵がさらに加わったりしてこの未完の長篇であるいは先輩の女密偵がかどわかされて、・・・・というところで終わっています。ご遺族の意向もあるのでしょうが、どなたかが続きを書いていただけないでしょうかね。「グイン・サーガ」も続いていることですし。2017/06/30

s-kozy

74
ついに手に取ってしまいました最終巻。うん、途中で作者絶筆で未完は分かっていたんです。惜しいとしか言い様がない。でも池波さんの逝き様は 見ているしかないんだろなぁ。いい作品でした。楽しんだ。2016/03/31

ポチ

69
最後の24巻が終わってしまった。しかもこれからというところで…。残念です。長谷川平蔵や与力、同心、密偵達、その他の人達も活き活きと人間味溢れていて、とても楽しめたシリーズでした。ありがとうございました。2017/07/08

さら

49
ああ、とうとう読み終わってしまいました…。『女密偵女賊』『ふたり五郎蔵』と大切に読み、『誘拐』はこれからというところで未完のまま終わり、続きは想像するしかなくなりました。おまさが無事に戻るのか、はらはらさせたまま終わりだなんて。本当に寂しい。もっともっと鬼平の活躍を見たかったです。2017/11/26

HIRO1970

49
☆☆☆ これで絶筆とは・・・、残念でなりません。2012/07/21

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