出版社内容情報
著者自身の責任編集で話題を呼んだ『オール讀物』臨時増刊号をさらに充実改編して文庫化した決定版"鬼平事典"。ファン必携の一冊!
内容説明
「鬼平犯科帳」といえば、ご存じ昭和43年から現在まで20年余にわたって続いている大好評の時代小説シリーズだ。その著者・池波正太郎が責任編集してこれまた評判を呼んだ『オール読物』臨時増刊号“鬼平犯科帳の世界”をさらに充実改編して文庫化した決定版「鬼平事典」がこれ。鬼平に関するすべてがわかるファン必携の1冊。
目次
著者インタビュー―書く楽しみと若しみ
主要登場人物のデータバンク(鬼平一家WHO’S WHO;鬼平犯科帳人名録)
なんでも早わかり百科(用語解説マニュアル;18世紀市井事情Q&A;鬼平の時代;江戸ショッピング案内;鬼平犯科帳関連年表;鬼平江戸絵図;全登場人物索引;作品リスト)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ichi
24
『鬼平犯科帳』シリーズをこれから読むにあたり、予習として読んでみた。各登場人物の説明、江戸時代の生活についてなどの時代背景、そして料理についても記載あり。これから少しずつ鬼平の世界へ浸って行きたいと思います!2017/01/20
ぶんぶん
17
【図書館】世界と言うより「鬼平辞典」 世界観というか江戸の豆知識という本。人名事典は余計なお世話感がある。「江戸ショッピング案内」は細かすぎて著者の自己満足に他ならない。冒頭の「著者インタビュー」が良い、池波正太郎の心が感じられる。「鬼平一家WHO`S WHO」はいらない、ひとりひとりが噛みしめるべきもの。「用語解説マニュアル」~「鬼平の時代」は知っている人が知ればよい事だと思う。少し前に読んだ「鬼平お愉しみ読本」の方が読み出があって良い。辞典として面白いがいちいち確かめて読む「鬼平の世界」では無い。 2020/07/01
えみ
14
鬼平の用語や登場人物に限らず、鬼平が活躍した時代の文化や生活、為政者について、町にどんなお店があったかなど。図や地図も盛り込んだ一冊。 特に当時の生活がどんなであったかというくだりは興味深い。2017/06/12
saga
13
鬼平レファレンスブックとして、本篇全巻読破前に読むことにした。「鬼平一家WHO’S WHO」と「鬼平犯科帳人名録」は重複する人物が当然多く、人名録だけで良かったのではと思ったりする。「18世紀市井事情Q&A」以降は興味深く読むことができた。特に用語解説の『切餅』はこれを読むまで全く誤解していた。2012/11/03
kinupon
10
鬼平の世界を楽しむためのガイドブックです。これだけ読んでも楽しいですよ。2011/10/22