出版社内容情報
巨体と髭面を見込まれ用心棒に雇われた男の窮地を救う平蔵の情味を描く「用心棒」のほか、あきれた奴、明神の次郎吉、流星、白と黒、あきらめきれずに…の六篇を収録。ますます味わい深い第八巻
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
出世八五郎
15
小粒の良短編揃いだと思う。〈流星〉では“藤枝梅安”に出てくるラスボスを想起させる奴が登場する。こいつが今後もキーマンになると予想。〈あきらめきれずに〉では左馬に春が来た。良かったね。2015/12/30
ton
2
左馬之助が結婚してしもうた。ショーック!2012/11/29
HaruNuevo
1
この巻はなんといっても『流星』。大阪の兇賊、生駒の仙右衛門が江戸の盗賊と手を組み、火盗改の家族や門番に凶刃をふるい、平蔵を苦しめる。 生駒の仙右衛門が江戸に送った2人の剣客との剣撃は、文字だけなのに迫力満点。 2020/01/16
kawara26
0
第8巻読了。用心棒、あきれた奴、明神の次郎吉、流星、白と黒、あきらめきれずに。読めば読むほど、池波ワールドに没入して行ってしまうなぁ。梅干し付きのお粥がなぜか恋しくなるのは何故なんだろう。2018/09/11