出版社内容情報
季節の風物を背景に、武士、町人、盗賊たちのそれぞれの情と非情を描き出した好評シリーズ。「霧の七郎」「五年目の客」「密通」「血闘」「あばたの新助」「夜鷹殺し」など八篇
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
文章で飯を食う
3
一つ一つがおもしろい。はずれがない。2011/06/13
よしみん
3
やっぱりいいなぁ。短編で読みやすいし、人間味溢れる人達がたくさん。2010/01/27
chiro
3
おまさ、いじらしいねぇ。2009/02/24
でーじ
2
【今巻は男女の仲に関わる事件が多め?】☆8 火盗改方長官に再任した平蔵に、多種多彩な人物が絡む事件が待ちうける。ご都合主義なところもなくはないけれど、鬼平特有の事件関係者それぞれの切実な思いを、これぞ時代小説というクセのある文章で味わえて良かった。2012/03/30
HaruNuevo
1
この巻で、女密偵おまさと、密偵のまとめ役的な位置付けを占めることになる大物盗賊大滝の五郎蔵が登場。シリーズの主要なキャラが出揃うことになる。 また、ボスキャラ盗賊網切の甚五郎一味も姿を見せる。 初期の傑作「夜鷹殺し」は、平蔵の人間味を感じることができる一作である。2019/11/14