出版社内容情報
いま日本には、平和という言葉に酔い自ら国を損なおうとする輩が徘徊している。国の現状を憂い、再生のために何をすべきかを問う
内容説明
政治家は国土を守らず、官僚は私腹を肥やし、女は性を売り男は鼻に穴をあける。何がこの国をこれほど自堕落なものにしたのか?平和、自由といった言葉に酔い、国を害っているのはあなた自身ではないか?政治はもとより、歴史観から文学、宗教、風俗までを縦横に論じ、日本人の下意識を問う辛口評論集。
目次
溶けていく日本
幼稚な国の幼稚な選挙
何を守り何を直すか
尖閣諸島、あの島を失うまい!
歴史の改竄を排す
二重権力の呪い
アメリカへの忠告
世紀末の時計
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
くまさん
1
石原氏の原点は占領体験:逗子の狭い商店街の通りの真ん中をアイスキャンデーをしゃぶりながら得意げに大手を振って歩いてくるアメリカ軍の若い兵隊が、天の邪気な私には小癪で、私だけは他の町の人たちのようには道を開けずに彼等をまったく無視して真っ直ぐ歩いてそのまま擦れ違おうとしたら擦れ違いざま、いきなり私の頬を殴ってきた。私は無視して全く何もなかった顔でそのまま歩み去りました。次の日、時期が時期なのだか自重しろという学校の教師や大人たちに対して子供の私が抱いたものは、ただただ軽侮の念だったのを今でも覚えています。、2013/02/22
TSUBASA
0
いわゆる新保守主義と呼ばれる石原慎太郎が種々の雑誌に登校した論評集。歯に衣着せぬ物言い、傲慢な意見には辟易とする所はあるが、どっかりと自分の意見を力強く主張する姿勢はあっても良い物だと思う。少なくとも、この考えは評価できる、この考えはあまりに手前勝手じゃないかとこちらで判断することが出来るからだ。現代のどこぞの自分の立ち位置もわからん政治家や蒙昧な美談を語って民衆を騙す政治家や不勉強で無知なまま適当なことのたまう政治家よりはよっぽどわかりやすい。2010/12/02
クジラ
0
石原慎太郎を続けて2冊読んだら、だいぶ石原節?が頭にひっついてしまった。少々表現にトゲがあるが、基本的にはこの人の言っていることは妥当だと思う。あの石原良純も、やっぱり慎太郎の子供だよなぁ、と思わせる部分がある。たまたま尖閣諸島が問題になった時期ということもあり、より身近に読めた。2010/11/25
榎本順一
0
なんだかよくわからず途中で放棄 政治は難しくてよくわからん ただ、歴史を知らねばならないことはわかった2018/10/20