出版社内容情報
篠つく雨をついてネブラスカ州を驀進する列車の非常ブレーキを誰かが引いた。車輪の下には上半身と下半身、真っ二つの死体が二個
内容説明
午前4時20分、人家の明りひとつない中西部の荒野を水びたしにする豪雨のなか、列車はデンヴァーに向けひた走る。だれかが非常ブレーキを引いた。オマハの鉄道探偵ジェイク・ハッチの出番である。車輪の下には上半身と下半身、まっぷたつの死体が…。駅ごとに町があり、人間のにおいがする、中西部のハードボイルド・ミステリー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
goro@80.7
43
長距離の鉄道だからこんな専属探偵がいるのかもしれない。主要な駅の街に彼女がいて羨ましい限り。轢死体が見つかったのだが、これが上半身と下半身が違ったものだった。ミステリー色は少ないけど鉄道探偵ハッチのキャラクターを味わう物語でしょうか。食材もって彼女の家を訪れるハッチに好感が持てる。まめな男。必ずと言っていいのかもしれないけどアメリカのダイナーへ行ってみたい。地元の人中心で入り辛い気がするけど雰囲気を味わいたい。2020/12/29
barcarola
2
訳者あとがきにもあるように、舞台がアメリカ中西部というのがミソ。鉄道がよく似合う(笑)。2018/11/18
映画屋
1
まめです。この探偵さんは。2010/09/16
Ryosuke
0
竹2009/06/14