文春文庫<br> 菜の花の沖〈6〉

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文春文庫
菜の花の沖〈6〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 414p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167105570
  • NDC分類 913.6

出版社内容情報

鎖国日本と南下するロシアの軋轢の果てに、嘉兵衛は遠くカムチャカに拉致された。が、彼はこの苦境の下で両国のための最善の道を見出した。感動の歴史巨篇完結

内容説明

突然の災厄が、嘉兵衛を襲った。彼自身がロシア船に囚われ、遠くカムチャッカに拉致されたのだ。だが彼はこの苦境の下で、国政にいささかの責任もない立場ながらもつれにもつれたロシアと日本の関係を独力で改善しようと、深く決意したのである、たとえどんな難関が待ち受けていようとも…。感動の完結篇。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

サンダーバード@読メ野鳥の会・怪鳥

37
江戸時代、北辺の蝦夷・千島の海で活躍する偉大な商人となった高田屋嘉兵衛の物語。

calaf

16
日露関係、高田屋嘉兵衛がいなかったらもっと最悪の状態になっていた気がする...優れた商人は、優れた外交官でもあるのかなぁ...でもこの点は、人それぞれか。それにしても、わずか(?)200〜250年ほど前の話にすぎないというのは驚きです。2015/09/03

KF

14
嘉兵衛とリコルドで築いた日露交渉の第一段階。ドラマチックだった。再読して、あれ?と思ったのは帰国後の短さ。帰ったら直ぐに人生を終えてしまってたんですね。信長や龍馬同様、大仕事を終えると人はサッサと舞台から消え去るものなんですかね。2018/02/28

キリン

4
五巻から急に盛り返した感のある六巻。ゴローニンを奪還すべく幕府に働こうとするリコルドに対する嘉兵衛の交渉もまた見事。怒涛の盛り返しで★4.2 「意味もない偶然だが、嘉兵衛はナポレオンと同じ年に生まれている。」とこの表現面白い。 「彼がその晩年を送るために都志本村に建てた屋敷は、小さな野に囲まれていて、季節には菜の花が青い沖を残して野をいっぱいに染め上げた」情景が目に浮かぶなぁ、、いい2020/08/05

keisuke

4
ロシアに連れ去られる前の別れのシーンが感動的でこちらもうるっときた。一商人であった高田屋嘉兵衛がこれだけのことをこの時代に成し遂げたのは本当にすごいことだと思う。2015/09/26

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