文春文庫<br> 翔ぶが如く 〈1〉

文春文庫
翔ぶが如く 〈1〉

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 323p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167105396
  • NDC分類 913.6

出版社内容情報

明治新政府には、発足当時から、様々な危機が内在外在していた。征韓論から西南戦争終結までの、日本を吹き荒れた政治の嵐をダイナミックに捉えた大河小説全十冊

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

すいへい

5
司馬作品の中ではあまり人気なさそうな気がするけど、かなりの名作だと思う2011/06/25

Kentaro

4
本書は、征韓論から西南戦争の終結までの波動の時代を綴った司馬史感の長編小説の一冊目です。 西郷隆盛は明治維新後の、旧階級に対する罪責やら、革命の幻滅に鬱々とし、歴史の彼方に消え去りたいと思っていた。 しかし「征韓論」をもって、これによって日本も助かるし、韓国も良くなると、矛盾の統一を信じた。 西郷が考えた日本の幸福とは、士族階級の元気とモラルが戦争によって、復活するということであった。列強が干渉してもむしろ構わない。列強のうちの一国位は打ち破れると信じていたのである。2018/11/11

amabiko

4
25年間の積読からようやく読み始める。多分、もっと若い頃に読んでいたら、この作品の良さには気付けなかったはず。細かな史実の誤りなど気にならない。司馬遼太郎の書くものはどれもイイが、本作は歴史小説としてでなく、史伝文学として読もう。2014/12/29

英樹

4
征韓論に対してとそれぞれの思惑が良く描かれている。明治初年の日本がいかに列強国に脅えそれを払拭しようと各国に学ぼうと疾走したか良くわかる。この明治初年の制定した制度や法律や機関が現在の日本の基礎になっていることが多いのがとても目に良くついた。2011/11/10

シンチャイナ

2
明治6年の征韓論に揺れる時代の西郷隆盛を中心に描かれる、2023/09/02

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/474971
  • ご注意事項