文春文庫<br> 坂の上の雲 〈8〉

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文春文庫
坂の上の雲 〈8〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 377p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167105358
  • NDC分類 913.6

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

naginoha

53
この大スペクタクルもようやく完結。読了してまず、精根尽き果てたというのが率直な所。後書を見るとこの作品を完成させるのに司馬さんは一番脂の乗っている40代の全てを費やしたそう。そりゃ読む方もエネルギーを使うわ。司馬さんは、この作品の描く明治という特異な時代を表現するには戦争を書かざるを得ず、そこに間違いがあればこの小説の価値がなくなるという切迫感を持ちながら書いたという。おかげで読者である私は、明治の空気と人と人生に触れることができたと思う。3.5/52020/10/06

MJ

22
「敵艦見ユトノ警報ニ接シ、聯合艦隊ハ直ニ出動、之ヲ撃滅セントス。本日天気晴朗ナレドモ浪高シ。」秋山文学と呼ばれた電文送信で始まった日本海海戦は、ロシアバルチック艦隊の全滅、日本艦隊の圧勝に終わる。そして、坂の上の雲を目指した明治日本に終焉が訪れた。2020/10/18

マッサー

16
日本を誇れる気持ちにさせてくれる。 何度読んでも飽きることがない本。❗️❗️❗️❗️❗️2022/12/19

KF

10
約二カ月で八巻の再読完了。NHKも観たし新鮮ではないはずだが、初回に深く感じなかった場面も多々発見。 八巻は何と言っても日本海海戦が「真打」であるわけだが、真之が戦場で受けた精神的なショックから宗教の道へ進もうとした、とか、息子にはそれを求め実際に果たした等は初読のようにさえ感じた。 70頁弱の「あとがき集」がまた良い。初読でないせいもあるかもしれないが、戦勝が後の軍部を誤った方に導く原因であったのではないか、という記載には同感するが、果たしてそうか?の感もある。 名役者達の力演に楽しませて貰えました。2023/05/29

はな

9
1900年当時もロシアは、専制君主ニコライ二世が国力増強と私利私欲の為、満州のみならず朝鮮にまで進出しようとしていた。これは日本国にとっては脅威で、ロシアの軍備力増強が進捗する前に戦いを挑んだ。どう考えても国力と資力技術力ではかなうはずがなかった。しかしながら我が国は団結力、頭脳、精神力でロシアを破った。120年を経て、またロシアは領土欲からウクライナに侵攻した。ウクライナも日本同様の状況だが、勝つチャンスはあるかもしれないと思った。2024/01/27

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