文春新書<br> 木戸幸一―内大臣の太平洋戦争

個数:
電子版価格
¥1,300
  • 電書あり

文春新書
木戸幸一―内大臣の太平洋戦争

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年04月25日 20時54分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 新書判/ページ数 387p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784166612536
  • NDC分類 312.1
  • Cコード C0295

出版社内容情報

東条内閣の生みの親、木戸幸一。二・二六事件から終戦まで、日本の岐路で重大な役割を果たした政治家の生涯を追う。

内容説明

木戸孝允の子孫で、日米開戦前から終戦まで内大臣を務めた木戸幸一。彼の軌跡をたどると、陸軍との深い関係、対英米協調路線への反発など、意外な姿が浮かび上がる。その一方で、日米戦回避、終戦に尽力した“天皇側近”の複雑な思考と行動に迫る、初の本格評伝。

目次

第1章 満州事変と二・二六事件
第2章 近衛内閣入閣と日中戦争
第3章 「宮中の要」内大臣に就任
第4章 三国同盟を容認
第5章 日米諒解案をめぐって
第6章 独ソ開戦という誤算
第7章 日米首脳会談案の挫折
第8章 なぜ東条を選んだのか
第9章 木戸内大臣の“戦争”
第10章 「聖断」の演出者として

著者等紹介

川田稔[カワダミノル]
1947年高知県生まれ。1978年、名古屋大学大学院法学研究科博士課程単位取得退学。法学博士。専門は政治外交史、政治思想史。名古屋大学大学院教授などを経て、名古屋大学名誉教授、日本福祉大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

skunk_c

61
太平洋戦争の開戦と終戦の際に内大臣として天皇に最も近いところにいた人物の評伝。著者も指摘しているように、この人物の行動はあの時代の様々な要素を理解するための、ひとつの指針となり得る。一方初期の木戸の「議会嫌い」(これが当初のボスであった西園寺公望との決定的違い)について、なぜそうなったかをもっと知りたくなった。なぜなら、あの時代(昭和初期)と現在の議会に類似性を強く感じているから。また、近衛文麿との関係は大体予想通りだったので、近衛についても調べていきたい(著者が新資料に基づいた著作を出している)。2020/05/08

みこ

26
戦中時の内大臣木戸幸一の評伝。実際には戦前から終戦に至る通史でもあるのだが、この時代について学ぼうとすると大抵「日本政府は~」とか「軍部は~」とか主語に一個人が来ることは無いのだが、本書のように一人の人物を通じてこの時代を語ると決して政府も軍部も一枚岩でなかったことに気付かされる。ドイツとソ連が戦争を始め、真珠湾の数か月前の時点でもなおアメリカと協調してドイツと距離を置くという選択肢が残っていたことは知らなかった。2020/04/25

keint

15
木戸幸一を中心とした戦前~終戦までの政局について彼の行動や考え方について解説されている。戦後の証言と食い違う箇所についてもちゃんと補足されており、戦前から終戦までの政治史としても読むことができる。木戸については二・二六事件の沈静化で反軍的なイメージが強かったが、実際は陸軍よりであり、さまざまな誤算(独ソ戦、海軍の態度変化)により陸軍を善導するという方策が狂っていき、最期には終戦工作に奔走したということを初めて知った。2020/04/23

CTC

14
2月の文春新書新刊。『昭和陸軍の軌跡』他の川田稔氏最新刊は木戸幸一の評伝。昭和史の本を多く読めば『木戸日記』はお馴染みなのに、実像が見えてこない木戸幸一。実際テーマにした本は「それほど多くない」。「自分が戦争責任ありと認定されれば、昭和天皇の政治責任の追及につながるとの考えから、木戸は自身の個人弁護に徹した」上で、一票差で死刑を免れて長命されたですしね、子息らも財界で活躍されてますから、まぁそういうもんでしょう。本書は内大臣秘書官長で迎えた満洲事変期から終戦までの木戸を追う労作。文句なしに面白かった。2020/04/28

かんがく

12
私が昭和史に強く興味を持つきっかけになった『昭和陸軍全史』の著者の本なので、満州事変から敗戦まで詳細に書かれていて終戦記念日に読むには最適だったが、どう考えてもタイトルは『木戸幸一』ではない。途中ほぼ木戸が出てこないパートもあったし、普通に良質な昭和戦前通史として読んだほうが良い。2020/08/15

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/15255967
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。