文春新書<br> 不倫

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不倫

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  • サイズ 新書判/ページ数 208p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784166611607
  • NDC分類 152.1
  • Cコード C0295

出版社内容情報

バレたら破滅することはわかっていても、なぜ不倫をやめられないのか? 最新脳科学と動物実験が解き明かす、恋と生殖のミステリー。なぜ不倫は減らないのか?

なぜ不倫バッシングは激烈になるのか?

人類進化のミステリーに迫る「愛と背徳の脳科学」



不倫は危険です。

ひとたびバレれば、マスコミやネットで容赦なくバッシングされます。有名人でなくても、社会的信用や家庭を失い、慰謝料など経済的なリスクも多大です。

しかし、これほど失うものが大きいとわかっているはずなのに、なぜ不倫カップルがそこら中にいるのでしょう?

その謎を解くカギは「脳」にあります。

近年の脳科学の劇的な進歩によって、「人類の脳の仕組みは一夫一婦制に向いているわけではない」ということがわかってきました。人類の祖先を含む哺乳類の多くは一夫多妻や乱婚でした。一夫一婦制が人類社内に根づき、「不倫=悪」という倫理観が出来たのは、長い進化の歴史から見るとごく最近のことです。今でも私たち人類の約5割は、「不倫型」の遺伝子を持っているのです。

また、私たちの生活には直接関係ないのに、有名人の不倫が発覚するやいなや「バッシング祭り」が始まるのはいったいなぜなのでしょう?

そこには共同体の「フリーライダー」を検出して社会的制裁を加えたいという人間の本質的な欲望があります。「ズルをしておいしい思いをしている人」に敏感に反応し、そうした人を叩きのめすことが「正義」と信じて、バッシングを繰り広げるのです。また、バッシングには快楽がともなうという仕組みも、脳に備わっているのです。

本書は脳科学における最新の学術論文と科学的エビデンスをもとに、不倫をめぐる謎を解き明かします。興味深い動物実験、今では禁じられた危険な実験、歴史に残る不倫物語なども豊富に盛り込まれ、サイエンスに疎い読者でも飽きさせません。

さらに、「自分は絶対バレない」と信じている人ほど危ない「認知の罠」など、私たちの日常に直結するエピソードもご紹介。美人すぎる脳科学者による刺激的すぎる一冊!

中野 信子[ナカノ ノブコ]
著・文・その他

内容説明

バレたら仕事も地位も家族も金銭も失うとわかっているのに、なぜ人は不倫をやめられないのか?社会が過剰な不倫バッシングに走りがちになるのはなぜなのか?最新脳科学の知見をもとに、進化の過程で人類が選択した「生存戦略」、「社会的制裁」の謎に迫る!

目次

はじめに なぜ「不倫」はなくならないのか?
第1章 人類に一夫一婦制は向いていない
第2章 不倫遺伝子
第3章 あなたの恋愛体質を診断する
第4章 不倫はなぜ叩かれるのか?社会的排除のしくみ
第5章 不倫をやめられないあなたへ

著者等紹介

中野信子[ナカノノブコ]
脳科学者。東日本国際大学特任教授。1975年生まれ。東京大学工学部応用化学科卒業、同大学院医学系研究科脳神経医学専攻博士課程修了。医学博士。2008年から10年まで、フランス国立研究所ニューロスピン(高磁場MRI研究センター)に勤務。脳科学、認知科学の最先端の研究業績を一般向けにわかりやすく紹介することで定評がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ミカママ

361
直前に読んだ「脳科学系」の本で懲りた(笑)ので、こちらはまず著者についてググってみた。ふむふむ、東大大学院にて医学博士号を取得。フルフレッジですな、元MENSA会員、それなのに金髪(笑)。メモったのは、①一夫一婦制の結婚に向いていないタイプ(不倫遺伝子を持つ)が人口の半数程度いる ②バッシングの本質は 「トクしている人間 」への(僻み)社会的制裁。《ざっくりの結論》不倫はなくならないし、バッシングもまた同じ。男性の性行動に関してだけは、前回読んだアヤシイ著作と同じレポートを使ってるのが大変興味深かった。2018/08/01

鉄之助

288
まるで中野信子 主演の「昼ドラ」、の番宣かと思わせる帯。だが、本文は脳科学の視点で分析され、いたって真面目で、面白かった。「不倫遺伝子」なるものがあったことも驚き。データをもとに「日本人は不倫率が高いのに、バッシングも強烈」というのも、まさに当たっている。今、あのお笑い芸人をこき下ろすのは、なぜなのか? その答えが明解で、ストンと胸に響いて腑に落ちた。”正常バイアス”のため、「絶対バレない」と思っている人ほどバレやすい!という。もし、事前に読んでいたら、あの人も、手痛い授業料を払わなくて済んだのに……。2020/06/14

starbro

241
以前から気になっていた本書を、出版されて1年近く経っているのに、何故か図書館の新刊コーナーで見つけて読みました。中野 信子、昨年読んだ「サイコパス」に続いて、2作目です。脳神経学、遺伝子学的に、不倫も不倫をバッシングすることも、おかしくないようです。但し、日本人男性の草食化が深更すると、近未来には不倫自体も消滅するかも知れません。【読メエロ部】2019/06/30

utinopoti27

137
バレたら大きな代償を被る不倫は、なぜ無くならないのか。著名な脳科学者が専門的見地から解き明かすのが本書です。要するに、不倫は人類が進化の過程で獲得した、種の存続を図るための重要なオプションということらしい。しかも遺伝子レベルでは、人類の約半数は一夫一婦制に向かないタイプだとか。不倫はあくまで当事者の問題で、他人がとやかく言うべきことではないはず。ここは無理に押さえつけようとはせず、むしろ婚外子をサポートするほうが良いと思えてくる。少子化解決のカギはこの辺にあったりして。既存の倫理観へ大胆に切り込む快著だ。2019/05/11

いたろう

82
脳科学者による不倫のメカニズム。人類社会から不倫がなくなることはない。なぜなら人間の脳の仕組みが一夫一婦制に向いていないから。と脳科学者に言われると、妙に説得力がある。一夫一婦制になったのも、不倫は悪という倫理観ができたのも、人類史から見ると最近のことであり、生物進化が倫理観の変化に追いついていない、人間に不倫を思い留まらせるのは、パートナーへの責任感や愛情ではなく、社会的制裁を恐れる気持ちだというのは、手厳しいが、ある意味、真理なのかも。いっそフランスのように婚外子が普通になれば、少子化問題は解決する?2019/03/26

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