文春新書<br> 詐欺の帝王

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文春新書
詐欺の帝王

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  • サイズ 新書判/ページ数 212p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784166609611
  • NDC分類 368.6
  • Cコード C0295

出版社内容情報

暴排条例により当局の締め付けが強化される中、ヤクザは狡猾なビジネスを編み出している。ペニーオークション等新しいしのぎの実態。

溝口敦氏といえば、泣く子も黙る極道取材の第一人者。その溝口氏が、裏社会について取材を進めるうち、つい四年前まで詐欺業界の周辺で「オレオレ詐欺の帝王」といわれていた本藤彰(仮名)なる人物と出会いました。
本藤は、名門私大に在学中からイベントサークルがらみのビジネスで金儲けのコツをつかみ、集団レイプ事件を起こした早大スーパー・フリーの主宰者・和田真一郎のケツモチ的存在でもありました。卒業後、一度は大手広告会社につとめますが、退社して闇金融を開業したのを契機に、詐欺の世界で名を轟かせはじめます。
オレオレ詐欺の草創期に荒稼ぎしただけではなく、ワンクリック詐欺、未公開株詐欺、社債詐欺、そしてイラク・ディナール詐欺と、彼が率いるグループの業務は、??詐欺のデパート?≠ニいっていいほど多岐にわたっていました。
そんな「帝王」が「罪滅ぼしの気持ち」もあって、溝口氏に??シノギ?≠フ実態を赤裸々に語ったのです。
詐欺師たちはいかなる手口を使い、どんな人間を嵌めるのか? なぜ被害者が後を絶たないのか?――現代日本の??闇?≠?暴く力作です。

内容説明

「オレオレ詐欺」「未公開株勧誘」「ヤミ金」etc.「業界の頂点を極めた男」が明かした裏社会のシノギ驚愕の手口。

目次

第1章 「伝説の詐欺帝王」前史
第2章 五菱会のヤミ金が原点
第3章 システム詐欺とは何か
第4章 ヤミ金からシステム詐欺に
第5章 鉄壁の経営とトラブル
第6章 システム詐欺と暴力団
第7章 思いついたイラク・ディナール詐欺
終章 システム詐欺がなくなる日

著者等紹介

溝口敦[ミゾグチアツシ]
ノンフィクション作家、ジャーナリスト。1942年東京都に生まれる。早稲田大学政治経済学部卒。出版社勤務などを経て、フリーに。2003年『食肉の帝王』(講談社+α文庫)で講談社ノンフィクション賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヨーイチ

40
所謂「オレオレ詐欺」とよばれて世に知られる事になった、特殊詐欺の世界を知りたくてたく購入。ヤクザが暴力団になって以降、興味は失せた分野。オレオレ詐欺と言うと巧妙、悪辣な犯罪って気がして無かったせいで過小評価?(変かなぁ、笑)していたのだが、反社会勢力(今はこう言うらしいが、これも危険な分類を含むなぁ)の重大なシノギがこれと覚醒剤なのだそうだ。人材の供給源として大学のイベントサークル活動があったと知りちょっとビックリ。あと闇高利貸しシステムから特殊詐欺のシノギが構築されたらしい。続く2019/11/23

きみたけ

33
昨年「地面師」を読んだ時と同様、こんな世界もあるんだという衝撃を受けました。月収4,000万とか年で億単位の話で「まともに働いて稼ぐのがバカらしい」とはその通り。しかもこの詐欺の帝王と同い年!?2020/08/21

姉勤

32
今日も後を絶たないシステム詐欺(いわゆるオレオレ詐欺)。本書はシステム詐欺を発明した一人の人物の来し方とアウトロー勢力との相関、犯罪構造を詳細する。大学のサークルイベントの主催者から頭角を現し、裏の人間との人脈を得、闇金融のトップとなり、その活動の派生として、システム詐欺が誕生する。 トップと成った当人の月の取り分が6000万。総被害額は兆の単位に達するだろうシステム詐欺の当事者のインタビュー。その手口と巧妙さ精緻なシステム構築には、ひとの生き死に関わる悪事と知りながら面白さを感じつつ読めた。2019/11/03

GAKU

28
この詐欺の帝王はヤクザではないが、やっている事はヤクザと変わらない。ただ単に盃をかわさずヤクザとうまく付き合って共存共栄している。半グレ集団もそうだけれど新しいスタイルのアウトローといえるのでしょうね。溝口敦さんのノンフィクションとしては今一つだったかな。2015/09/27

ふろんた

25
同世代、同じ首都圏にいながらも住む世界が違うからか何言ってるのかわからないところがある。闇金融、詐欺行為で莫大な収入を得ているが、限られた場所でお金がぐるぐる回っているだけなので、金額の単位はたいした意味を為さないのかもしれない。2016/05/12

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