出版社内容情報
日本に真の指導者が育たないのは帝国陸海軍の参謀重視に遠因がある──戦争の生き証人達に取材してきた著者によるリーダー論の決定版。
内容説明
決断できない、責任をとらないリーダーはなぜ生まれてしまったのか。エリート参謀の暴走を許したものは何か。ご存知“歴史探偵”が日本のリーダーの源流をたどり、太平洋戦争での実際の指揮ぶりをつぶさに点検。今こそ歴史に学ぶ姿勢が問われているのです。
目次
第1章 「リーダーシップ」の成立したとき(戦国武将のお手本;将には五材十過あり ほか)
第2章 「参謀とは何か」を考える(権限発揮せず責任もとらない;権限発揮せず責任だけとる ほか)
第3章 日本の参謀のタイプ(書記官型;分身型 ほか)
第4章 太平洋戦争にみるリーダーシップ1(リーダーの条件その一―最大の仕事は決断にあり;リーダーの条件その二―明確な目標を示せ ほか)
第5章 太平洋戦争にみるリーダーシップ2(リーダーの条件その四―情報は確実に捉えよ;リーダーの条件その五―規格化された理論にすがるな ほか)
著者等紹介
半藤一利[ハンドウカズトシ]
1930年、東京都生まれ。東京大学文学部卒業後、文藝春秋入社。「週刊文春」「文藝春秋」編集長、取締役などを経て作家。主著に『日本のいちばん長い日』『漱石先生ぞな、もし』(正続、新田次郎文学賞)、『ノモンハンの夏』(山本七平賞)、『昭和史』(上下巻、毎日出版文化賞特別賞)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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