文春新書
情報革命バブルの崩壊

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 187p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784166606672
  • NDC分類 007.3
  • Cコード C0255

内容説明

革命的なビジネスモデルを引っ提げ、爆発的成長を続けるかに見えたネット産業の世界は暗澹たる時代に入った。内側からネットのカネと言論を見届けてきた著者による戦慄の警鐘。

目次

まえがき 「無料文化」を支える過剰期待というバブル
第1章 本当に、新聞はネットに読者を奪われたのか?―ネット広告の媒体価値の実像が見えてきた
第2章 ネット空間はいつから貧民の楽園に成り下がってしまったのか?―「理想郷」ネット社会の荒れ放題
第3章 情報革命バブルとマネーゲームの甘い関係―一罰百戒の「一罰」はなぜ堀江氏だったのか
第4章 ソフトバンクモバイル(SBM)で考える時価総額経営の終焉―崖っぷちの天才・孫正義氏による「価格破壊」
第5章 「ネットの中位性」とネット「無料文化」の見直し―ネット界隈が一般社会の秩序の枠組みに取戻される時
あとがき リーマン破錠、そして宴は終わる

著者等紹介

山本一郎[ヤマモトイチロウ]
1973年、東京生まれ。慶應義塾大学法学部政治学科卒。国際電気(現日立国際電気)などを経て、イレギュラーズアンドパートナーズ代表取締役。個人投資家にしてプランナー。人気ブログサイト「俺様キングダム」の切込隊長として活躍中。週刊誌などに連載コラムを執筆する傍ら、『「俺様国家」中国の大経済』『けなす技術』『嗚呼、香ばしき人々』など著書多数。ブログ界が生んだ、最も注目される論客である。と同時に、長年にわたりビジネスとしてネットを扱い、投資の対象としてIT事業に取り組んできた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mitei

27
IT時代とか言われているが実際は砂上の楼閣で成り立っていると指摘する一冊。ライブドアやソフトバンクという大手が経営的に如何に危ない橋を渡っているかがよく分かった。2011/07/09

Shinya

2
今から見るなら挙げられている事例が少し古くなっている。 著者のネットの動向に関する示唆は面白いと思う。 時間がたったことでデジタルネイティブと言われる世代が増えてきているので、その動向を現在どう考えているか興味がでた。2017/02/28

Yuji Hamano

2
2008年に出版されたネットを題材とした新書であり、当時の新書として問題定義されていることは的を得ているが、動向はことなっているなと、まずは率直に感じた。また、著者はよほど初期からネットに携わっているようで、反面いわゆるネット住人に対する卑下がキツいなと印象を受けた。5年の歳月を経た今日に読み直されることに対して耐えられていないと感じるが、当時の問題点と現状の分析には使える。2012/12/22

boya

2
控えめな文量ながら、インターネットにおける情報の特異点と弱点を投資家の視点から分析する佳書。後半はソフトバンクを例に挙げ、通信ビジネスにおけるユーザーの「タダ乗り」やフリーミアムの危険性を指摘する。けっこうな悪文だが、著名なブロガーである筆者の一読者としてはご愛嬌か。2011/09/04

mietreky

2
裏付けの乏しい俺様の主張が延々と続く。前後の脈絡が切れていたり、意味不明な文章などブログ記事をそのまま書籍にしたような内容。とても文春の仕事とは思えない一冊。2009/02/19

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/535942
  • ご注意事項