文春新書
オンリーワンは創意である

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  • サイズ 新書判/ページ数 205p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784166606535
  • NDC分類 549.09
  • Cコード C0234

内容説明

液晶に「選択と集中」を行い、液晶テレビAQUOSをトップブランドに。「日本で製造業を極める」と宣言し、最先端の亀山工場を稼働。シャープ会長が公開する「オンリーワン経営」の真髄。日本でのモノづくりにこだわり、リストラをしない「新・日本型経営」。

目次

第1章 オンリーワン経営―「国内で販売するテレビを二〇〇五年までにブラウン管から液晶に置き換える」
第2章 日本で製造業を極める
第3章 企業の力はブランド力
第4章 リストラなき日本型経営
第5章 オンリーワンは創意である
第6章 人にマネされるものをつくれ―シャープの「風土」が生んだAQUOSケータイ
第7章 環境先進企業へ―創業百周年への夢

著者等紹介

町田勝彦[マチダカツヒコ]
1943年生まれ。京都大学卒業。69年早川電機工業(現シャープ)株式会社入社。98年シャープ株式会社社長。2007年よりシャープ株式会社代表取締役会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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飯田健雄

44
シャープ絶頂の時の社長の本。こういう本こそ、企業の弱点が理解できるので、良書だ と思う。町田氏の述べる「選択と集中」に、韓国・中国勢のポテンシャルを考えなかったことが、さらに、メイド・イン・ジャパンや終身雇用(終身雇用自体ではなく、その社風)にこだわったことが競争力を弱めたと理解できる。ただし、後知恵ではなんでも言える。経営も一寸先は闇なのであることを、この著作は教えてくれる。2017/08/22

B.J.

6
●オンリーワン経営の要諦は、「選択と集中」。 ●就労 :日本で就職といえば「会社」に努めるという感覚だが、アメリカの場合は「業界」に勤めると言うイメージ。 ・・・本文より2020/03/25

ジェンダー

5
高校の頃はSHARPの携帯を使ってた位で後は家電製品位で太陽光発電、アクオスの誕生などその裏での苦労を知る事が出来ました。でも始めの液晶テレビのCMは印象深く覚えています。2013/05/05

Haruki

2
シャープ研究その4。98~07年社長を勤め、ユニークな戦略で最盛期を作り上げた功労者。肥料販売の家業を継ぐことも考え農学部→乳業メーカー営業→シャープ事務と経る。営業を希望し、冷蔵庫、電子レンジ、家電の王様テレビと携わり、オンリーワンでお客さんがわかりやすい(半歩先を行く、目の付け所がシャープ)商品や営業手法を手の内に入れていった。社長時は液晶テレビのブランド戦略を展開し大成功。白物家電の売上げ増加、国内雇用の維持も確保。予見力を重要視し技術の融合を念頭に町田チャンネルも活用し次の環境ビジネスを見据える。2023/08/07

maito/まいと

2
2012年2月時点では苦しい状態のシャープ(シャープにはリストラをしないという暗黙があることが書かれていたが、町田社長が退いて後に、リストラ?を行っている)だが、町田社長時には、色々な試行錯誤を重ねながらも飛躍していったことが覗える。縦割りで硬直していた当時のシャープを、双方の業務連携や、業務兼任などを通して開放化を進めるなど、先見性の高い取り組みは、見習わなければならないし、シャープ飛躍時のリアル世代には内実が見える貴重な証言もある。「二意専心」まさに今、日本の企業に求められている要素ではなかろうか。2012/02/01

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