文春新書
ネット未来地図―ポスト・グーグル時代20の論点

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  • サイズ 新書判/ページ数 221p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784166605958
  • NDC分類 547.48
  • Cコード C0295

内容説明

販売、広告、メディアを先端技術で革新し、人々の暮らしを劇的に変えてゆく「ウェブ2・0」。一方、存亡の危機に瀕したTV、新聞、雑誌―。激動のネットビジネス最前線をレポート。その先のビジネスの可能性について、現時点で判断できるすべての要素を加味し、ウェブ2.0の今後の方向性と将来性を、徹底的に洗い直した。書かれている論点は、それらビジネスの実現可能性を包括的にとらえる試みである。

目次

ビジネスとインターネット(amazon―アマゾンが日本のオンラインショッピングを制覇する;Recommendation―お勧め(レコメンデーション)とソーシャル(人間関係)が融合していく
行動ターゲティング―行動分析型広告は過熱し、ついには危うい局面へ
仮想通過―電子マネーはリアル社会をバーチャルに引きずりこむ)
インターネット業界(Google―グーグルvs.マイクロソフト 覇権争いの最終決着;Platform―携帯電話キャリアは周辺ビジネスを食い荒らしていく;Venture―日本のネットベンチャーの世代交代が加速する;Monetize―ウェブ2.0で本当にお金を儲ける方法)
メディアとインターネット(YouTube―ユーチューブは「ネタ視聴」というパンドラの箱を開いた;動画―動画と広告をマッチングするビジネスの台頭;TV―日本のテレビビジネスはまもなく崩壊する;番組ネット配信―NHKが通信と放送の壁をぶち壊す;雑誌―雑誌とインターネットはマジックミドルで戦う;新聞―新聞は非営利事業として生き残るしかない)
コミュニケーションとインターネット(Second Life―セカンドライフバブルの崩壊する時;ネット下流―携帯電話インターネット層は新たな「下流」の出現;Twitter―「つながり」に純化するコミュニケーションの登場;Respect―「リスペクト」が無料経済を収益化する)
未来とインターネット(リアル世界―検索テクノロジーが人々の暮らしを覆い尽くす;Wikinomics―集合知ウィキノミクスが新たな産業を生み出す)

著者等紹介

佐々木俊尚[ササキトシナオ]
1961年、兵庫県生まれ。早稲田大学政経学部中退。88年、毎日新聞社に入社。警視庁捜査一課、遊軍などを担当し、殺人事件やテロ事件の報道に携わる。99年、アスキーに移り『月刊アスキー』編集部勤務を経て退社。現在、フリージャーナリストとしてIT・ネット分野を精力的に取材(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐島楓

13
ネットの発達が、既存のメディアを巻き込み、ときに破壊しながら人の感覚さえも変えていってしまう現実。面白いと思うか怖いと思うか、大きく二分されると感じた。私は、ある程度距離を置いて見届けてみたいという欲求を持っている。2013/10/29

ちくわん

10
2007年10月の本。この手の話題で16年前は致命的だった。特に得るべきものはない。2023/03/04

おらひらお

3
2007年初版。ネット社会の裾野にいるので、5年前の本でも十分興味深く読ませてもらう。基本的に佐々木俊尚さんの本は何かしら得るところあるので読みがいもあります。セカンドライフは今どうなっているのだろう。2012/04/18

yamikin

3
2007年の本なのでちと古いがネットの要点がコンパクトにかつ洩れなく書かれたビジネスアイディアもバンバン浮かぶ想像力働かせまくりな好著。キーワードは同期と非同期のフレキシブルさだったりデータベースと行動ターゲティングをベースにした広告収入。プロシューマーや現行のUGCの無料からどのように収益を生み出すか。ユーザーアフェリエイトとポイント現金交換システムの二つがヒントになりそう。うーんまだまだ人間の想像力は発揮できる。2010/02/21

コホーー

1
昔買った本を今回廃棄するにあたり再読。2007年の本なので、内容はさすがに古いが、今読んでも勉強になる。これの最新版があったら欲しい。2021/10/10

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