出版社内容情報
漱石、鴎外、寅彦、茂吉……日本を代表する文章家たちの、この作品のここが読みどころ!
新井白石、本居宣長、森鴎外、内藤湖南、夏目漱石、幸田露伴、津田左右吉、柳田國男、寺田寅彦、斎藤茂吉の10人。それぞれのどの作品がどう好きで、どういう面が読みどころか、その人となりがどう文章に表れているかを解説。人物評をまじえた高島流面白読書ガイド!
内容説明
著者がいつもそばに置き、くりかえし読んでいる、新井白石から斎藤茂吉までの十人の作品。本書は、それぞれのどの作品がどう好きか、どうすぐれているかを、その人となりをまじえて解説する。
目次
新井白石―自分の優秀さをみずから書きのこした大秀才
本居宣長―神がかり的でもあり合理的でもあり
森鴎外―「満点パパ」と冷徹な創作家と
内藤湖南―日本初の大学出でない大学教授
夏目漱石―『坊っちやん』は「探偵・恋愛小説」である
幸田露伴―俳諧の注釈にすごみをみせた稀代の博識
津田左右吉―処世のへたな独歩の人
柳田國男―『遠野物語』をめぐる二つの立場
寺田寅彦―「仙骨」を帯びた漱石門下の異才
斎藤茂吉―にじみ出てくる可笑しみ
著者等紹介
高島俊男[タカシマトシオ]
1937年生れ、兵庫県相生出身。東京大学大学院修了。中国語・中国文学専攻。大学教員をへてフリー。著書に『李白と杜甫』、『水滸伝と日本人』(第5回大衆文学研究賞)、『三国志 きらめく群像』、『本が好き、悪口言うのはもっと好き』(第11回講談社エッセイ賞)、『漱石の夏やすみ』(第52回読売文学賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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