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文春新書
父親のすすめ

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  • サイズ 新書判/ページ数 190p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784166605293
  • NDC分類 379.9
  • Cコード C0237

内容説明

「小遣いの与え方」「いつまで一緒に風呂に入るか」「大学へは行かせた方がいいか」「子どもを自立させるには」…。三人の子をもつ著者による実践的かつ画期的子育て論。

目次

はじめに―親にできること
第1章 基本(しつけとは;食事中のテレビについての考察 ほか)
第2章 問題解決(学校で;親子関係 ほか)
第3章 進学(高等教育へ;子どもの進む道 ほか)
第4章 自立(準備;相対化を)
おわりに―子育ての卒業

著者等紹介

日垣隆[ヒガキタカシ]
1958年、長野県生まれ。東北大学法学部卒業。書店員、配送係、販売員、編集者を経て、87年より執筆活動に入る。現在、ノンフィクション、時事評論、コラムなどを新聞・雑誌に執筆するほか、公式サイトを運営し、有料メールマガジンを発行している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

けいた@読書中はお静かに

20
『子育ての最終目標は子供を自立させること』を軸にして父親の役割を書いた本。うちの娘はまだ3歳なので、進学とか勉強についてはまだ少し早いような気がするけど、『成功体験を持たせる』というのはとても良いと思う。小説や仕事関連の本だけではなく、たまには育児書も読んでみようかな。2014/09/11

いづむ

10
子育ての最終目的は、子供が親を必要としなくなること。自分や家族を相対化でき、未知のものに対する判断力をつけるために、体験(知)の機会が必要という点には大いに共感する。日本の学校教育の問題点を指摘するばかりじゃ何の意味もなく、自ら子供の成長と自立を常に考える父親であろうとした人だからこそ書ける本だと思った。…にしても人ひとり育てるって本当に大変だなあ。(図書館本)2014/09/14

Ted

9
06年刊。「自立が子育ての根本的な目的なのでこの大目的さえ見失わなければ枝葉末節的なルールはどうでもよい」という考え方に納得。形式的自立(就職、独立)だけではダメで、内面的自立も必要だという。それは「自ら責任を負うべきことを他人のせいにしない」ことだと説く。なるほど。東電の勝俣や清水に是非聞かせてやりたい言葉だ…。受験の小論文突破法の項目は必読。小論文に一番必要なのは体験知だとはいっても受験生程度の人生経験では高が知れているので書くのに呻吟するのは当たり前。書こうにも書けるわけがないのだと今だから分かる。2012/01/02

glaciers courtesy

5
子供を東大に入れたとか、そんな本のタイトルを見るたびに(タイトル見るだけね。読もうという気にすらならない。)「大学に入ることが人生のゴール、目的なんか??」と感じていたが、この本は僕の疑問に見事に答えてくれている。子育てはの目標は「子が親を必要としない日をめざす」とか「(子供が身に付ける能力として)不可欠なのは説得力」という言葉は当たり前のことだけど、子育ての渦中にいる自分にはズシリと来た。日垣家の子育ては実にうまくいっていると思う。子供たちの作文が掲載されているが、これを読むだけで価値あるよ。2010/04/16

Naota_t

3
内容は、子育てについて、著者の視点から論じたもので、結構目から鱗が落ちた。 子育ては十人十色で正解はないけれど、著者の子育て論はとても魅力的で、自分も父親になったらもう一度本書をメモしながら読んでみたいと思っている。 “「父親」のすすめ”とあるけれど、9割以上はジェンダーの関係ない話です。 自分も子どもの頃はご飯のとき、テレビは消す方針だったけれど、親には何か目的があったんだろうか…本書には合理的な説明があるけれど、今度聞いてみよう。 (自分も子育てする立場になったらテレビは消そうと思います) 2014/03/05

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