文春新書
企業コンプライアンス

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  • サイズ 新書判/ページ数 200p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784166605279
  • NDC分類 335.15
  • Cコード C0234

内容説明

ライブドア事件からパロマ瞬間湯沸かし器死亡事故まで、多発する企業不祥事の実例を詳細に追いながら、内部統制システムとリスク管理体制を確率するための取組みを解説。

目次

第1部 企業不祥事の実例―コンプライアンスとリスク管理不在の末に(ライブドア事件;三菱自動車リコール隠し事件;雪印乳業食中毒事件・雪印食品牛肉産地偽装事件;西武鉄道総会屋に対する利益供与事件・有価証券報告書虚偽記載等事件;松下電器石油温風機死亡事件・パロマ瞬間湯沸かし器死亡事故;耐震強度偽装事件)
第2部 企業不祥事防止のために何をすればいいのか(最近の企業不祥事と多様化・巨大化する企業リスク;会社法により整備が求められる内部統制システム;コンプライアンス体制・リスク管理体制確立のための具体的な取組み;危機対応時における的確、迅速な対応)

著者等紹介

後藤啓二[ゴトウケイジ]
1959年、神戸市生まれ。1982年東京大学法学部卒、同年警察庁入庁。警察庁企画官、大阪府警察・愛知県警察各部長のほか、内閣法制局参事官補、内閣官房副長官補(安全保障・危機管理担当)付参事官等を歴任し、2005年5月退官、同年8月弁護士登録。西村ときわ法律事務所所属。企業のコンプライアンス、リスクマネジメント、企業防衛等の企業法務のほか、児童買春・児童ポルノ問題、子どもの安全、犯罪被害者支援、インターネットをめぐる法律問題等に取り組む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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佐治駿河

3
この著者はライブドア(堀江さん)の事が相当嫌いだな。出版されたのは15年以上前だが言われていることは今もあまり変わらない。特にコンプライアンスは法令遵守だけでなくモラル(道徳)遵守をしなかればと言われている。しかしながらモラルや道徳は時代とともに変化するものであり普遍的なものではない。経営のトップ層には一般人の物事の捉え方などは理解できいのではないでしょうか?先は見通せても足元は見えない事がよくある事です。2023/12/28

Humbaba

2
昔と現代とでは,情報の伝達速度が桁違いに変わってしまった.そのため,小さな不祥事であっても,発覚すれば大問題になることもある.確かにコンプライアンスを完全に遵守しようとすると,かかるコストは小さくない.しかし,それを放置した結果,取り返しのつかない状況に陥ってしまうこともある.2012/02/06

だんご

0
事故前に防止するアーキテクチャ構築。起きた時は早急かつ徹底的に調べる、社内全体で共有、開示。以後再発防止のための制度整備。2017/08/13

ちろりんこ

0
この類の本を何冊も読んでいるせいか、これといって目新しさはなかったかな。2013/04/29

hiroto nagatsuma

0
第1刷は2006年なので、紹介事例は古く(ライブドア事件・パロマ・マンション耐震強度偽装など)、またコンプライアンスやリスクマネジメント、コーポレート・ガバナンス構築への提言内容は、ISO9001が2015年の規格改正においてほぼ盛り込んでいるため、今となっては新鮮味が薄い。しかし、こんにち(2020年)においても、読む価値はあると感じる。本書の出版から14年たった今でも、同様の企業不祥事は後を絶たず、また提言にある順法・危機管理・内部統制の体制を満足に構築できている企業はまだまだ少ないのが現状である。2020/06/10

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