内容説明
新聞社系の独壇場だった週刊誌に昭和三十年代以降、出版各社が参入する。そこは梶山季之や草柳大蔵など若きライター・編集者たちの梁山泊だった…雑誌の戦後史を体験を基に活写する。
目次
プロローグ
第1章 ザラ紙・ヤミ紙からの出発
第2章 「週刊朝日」の時代
第3章 「週刊新潮」の登場
第4章 開花したストリート・ジャーナル
第5章 ブームの幕開け
第6章 戦国時代の到来
第7章 ビジュアル誌の先駆け
エピローグ
著者等紹介
高橋呉郎[タカハシゴロウ]
1933年生まれ。千葉県出身。早稲田大学仏文科卒業。59年、光文社入社。「女性自身」「宝石」の編集にあたった後、70年に退社。71年から3年間、梶山季之氏主宰の月刊誌「噂」の編集長を務める。74年、同誌廃刊後、フリーライター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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スプリント
7
週刊朝日や週刊新潮、文春、女性自身などの週刊誌の勃興期について書かれています。草柳大蔵や梶山季之といった名物ライターのエピソードが興味深かったです。2015/01/04
koishikawa85
2
長らく積読だった本だが、なかなか面白かった。特に週刊明星と女性自身についてはあまり考えたことがなかったので初めて知ることが多かった。2023/05/30
ちぇる
1
編集者たちの描いた軌跡。
テキィ
1
週刊誌の終わりを迎える中、その始まりを読んでみるのもいいかもね。2009/05/06
KBOSN
0
主力週刊誌の黎明期について綴られた本。中興期・直近の出来事についてはほぼ触れられず。2019/03/25