文春新書
パレスチナ

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  • サイズ 新書判/ページ数 230p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784166603701
  • NDC分類 319.28
  • Cコード C0222

内容説明

アメリカ中枢を襲った9・11テロ、2003年のイラク戦争。21世紀最初の大事件が起きた背景には、「旧約聖書」の時代にまで遡る中東問題がある。イスラエルという国家がある地をめぐって、さらには宗教・民族間の相克を経て、紛争は続いてきた。なぜ暴力が繰り返されるのか?和平への道は潰えたのか?PLOアラファト議長やイスラエル要人への直接取材を通じて、中東と四半世紀関わってきた著者が解き明かす「パレスチナ問題の歴史と現在」。

目次

第1章 どこから始まったのか
第2章 暴力の連鎖
第3章 入植地の拡大と抵抗するパレスチナ人
第4章 ラビン暗殺と和平への障害
第5章 アラファトは堕ちた偶像か
第6章 これからどこへ行くのか

著者等紹介

芝生瑞和[シボウミツカズ]
1945年東京生まれ。米アーモスト大、仏ソルボンヌ大卒。国際ジャーナリスト、日本パレスチナ医療協会代表。96~98年、ハーバード大ロースクール客員研究員。2000年、米ニューポート・アジア・パシフィック大学より名誉博士号。中東問題は1970年代より取材を続けている
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よこしま

26
今のガザを考えると。。◆ドイツとユダヤの次に、パレスチナ関連を持ってきましたが、正直、ここが一番ネックで世界全体を混乱にさせているのかと。先ずは芝生氏の著書から。◆04年刊行。9.11以降のアフガンやイラク戦争後。故アラファト議長が誕生した1929年には既にパレスチナにユダヤ人が入り衝突が始まってます。かれこれ90年、戦場になってると思うと心が痛みます。オスマン時代は、この地でもユダヤ教徒も寛容されてたのに。◆ネオコンを持つイスラエルのユダヤ人がイスラム教徒を強く拒絶してる姿が、今の世界全体の縮図だと。2016/02/04

スズツキ

5
資料2。ある程度知識がある者前提か。2014/05/28

少穆

4
 パレスチナ問題について調べれば調べるほど、イスラエルの理不尽さとパレスチナ住民の夢見がちな感覚とのギャップに哀しみを覚える。  イスラエル政府が日本の代表団に対し「日本の援助により、病院や学校次々建築されている。ありがたい」と言っていながら、同時にその建造物の多くをイスラエルが破壊しているというこの著書に書かれている事態に衝撃を受けた。  また日本はパレスチナ自治政府に対し警察の制服を寄贈するなど、思っていたより関係が深い地域であるということを学ぶことができた。 ★★★★☆2013/07/24

あぽ

2
読破に2ヶ月かかってしまった。もう少し知識を深めないとダメだな、と反省。イスラエル側の国民感情に驚きを隠せない。もっと類書をあたらねば。2012/03/31

Nick

2
国際ジャーナリストとして活躍する著者による、2004年時点でのパレスチナ情勢についての解説。パレスチナ問題は結局のところ、宗教・信仰とそれに伴う土地問題だとは思うのだが、ここまでこじれた現在の状況で解決策はあるのだろうか。 そもそも中東情勢についての知識が少ないので、書評をできるレベルではないが、ほかの本も含めてもう少し深堀したい。今年の読書目標の一つ。2010/02/25

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