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文春新書
新聞と現代日本語

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  • サイズ 新書判/ページ数 254p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784166603664
  • NDC分類 810.4
  • Cコード C0281

内容説明

さくら、サクラ、桜、櫻、SAKURA…。日本語の表記は実に豊かというか複雑多様。その中で、誰もが読むことができ、誰もが一様に理解できることをめざす新聞の表記法は、現代日本語の一つのスタンダードといえるだろう。では、新聞表記の規則・考えはどんなものなのか?時に「し烈」といった表記が散見するのはなぜか?長嶋茂雄か長島か?身近な“教材”である新聞を通して日本語を見直し学び直す一冊。

目次

序章 新聞と戦後の国語改革―標準表記確立への歩み
第1章 漢字の使い方―新聞の漢字表記
第2章 字体の扱い方―新聞の字体表記
第3章 漢字の使い分け
第4章 漢字の読み方
第5章 慣用句などの誤り―間違えやすい言葉1
第6章 文法的な誤り―間違えやすい言葉2
第7章 外国語の表記
第8章 辞書でもわからない書き方など
付録 現代表記の基準

著者等紹介

金武伸弥[カネタケノブヤ]
1932年名古屋市生まれ。55年、早稲田大学第一文学部卒業、読売新聞社入社。校閲部次長、編集局参与を経て用語委員会幹事。93年定年退職し、成城大学短期大学部非常勤講師。現在は日本新聞協会用語専門委員
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ちくわん

16
2004年2月の本。「新聞は現代日本語の格好の教材」と言い切るだけあり、かなり詳しい。いかに新聞関係者が現代日本語に配慮しているかをとうとうと述べる。コンピュータ化による人名漢字に対する法務省の見解の変化はなるほど。されど言葉とは間違った使い方でも多数決により慣用となる「永続的な生き物」である。例は割りと他書でも目にする。国語(日本語)に携わる人間の粋を感じる一冊。ではあるが第五章まで。後でまた。2020/04/11

結城あすか

1
「新聞と…」と書いてあるから、新聞に特有な表現とその表記について事情を追って説明した本か、あるいは現代日本語の動きを新聞記事で追っていった内容の本かにょ?……と思ったら、そんなものではなかったにょ。大新聞の元記者様が無知な庶民に漢字の使い方を教えてくれるというありがたい本だにょ。美しい日本語の表記を目指すなら、こんな新聞流の表記なんかには惑わされず、各自が自分で国語力を磨いて表現力を身に付けて行く必要があるにょ。2004/09/23

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