文春新書
サムライカード、世界へ

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  • サイズ 新書判/ページ数 179p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784166602636
  • NDC分類 673.37
  • Cコード C0233

内容説明

日本の大手カード会社のなかで、独自の海外展開戦略を貫いたのはJCBだけである。そして今、JCBはアメックス、VISA、マスター、ダイナースの四大カード会社に伍して、世界中で確実なシェアを獲得している。純国産の「サムライカード」は、世界ブランドとして成功したのだ。周囲の冷たい目の中、徒手空拳で海外に飛び出し、クレジットカードの仕組みさえ知らない人々の間に敢えて乗り込んでいった男たちが流した汗と涙の物語がここにある。

目次

第1章 独自海外展開の決断
第2章 吹き荒れたFC旋風
第3章 危機がつぎつぎにやってきた
第4章 米国での苦闘と米国人総支配人
第5章 大成功した現地発行
第6章 VISAがマスターを逆転
第7章 ICカードの未来
第8章 未開拓の巨大市場・中国
最終章 二十年の歩み

著者等紹介

湯谷昇羊[ユタニショウヨウ]
鳥取県出身、法政大学経済学部卒業。二十年以上にわたり銀行を中心とする金融業界の取材を行っている。『週刊ダイヤモンド』副編集長。2000年には立命館大学客員教授として教え、生保労連のユニオンアドバイザーでもある
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

shu

1
サムライカードのプロジェクトX。今どきこんな働き方したら間違いなく問題になるなと思いつつも、古き良きサムライスピリットに読んでて心は熱くなる。2002年当時でのJCBのカード業務などの将来予測もところどころあるため、実際の結果と重ねながら読むのもおもしろいと思った。2021/01/05

いっしー

1
クレジットカードの歴史や仕組みが分かって良かった。今は当たり前なカード決済も、このような先人達の苦労、工夫があって広がったとは、素晴らしい。やはり基本はお客様本位。その様な信念を持って世界相手に突き進む姿はカッコいい。カード裏面に「Plus」とよく見かけるが、ATM連携のプレイヤーだったのか、と分かった。また台湾や中国のエピソードは面白い。やっぱ招き猫がポイント!2020/10/08

Mitsuhiro Uji

1
 他の国際ブランドと比べて、JCBは海外であまり使えないといった批判がクレカマニアの間であるが、よく考えれば、日本発のカードが国際化したこと自体が空前絶後の出来事だった。徒手空拳でも世界に撃って出ることの重要性を教えてくれる。グローバルスタンダードに盲従するのではなく、ジャパン・スタンダードを国際化することの方が有用だ。ガラパゴスなどと卑下するぐらいなら、ドン・キホーテになった方が道が開ける。ようはヤル気の問題だろう。とりあえずJCBカードは、日本人なら1枚は持っておくべきカードだという思いを新たにした。2013/09/16

Nishida Takuro

0
日本のカード会社の中で、独自の海外戦略を貫いたJCB。VISA、マスター、アメックス、ダイナースと肩を並べ、 世界五大ブランドの一角となった。 米国以外の会社でグローバル決済ネットワークを唯一有する 純国産「サムライカード」の躍進の物語2016/07/28

ストロベリーキッド

0
難しくてイマイチ理解できなかった。今は電子マネーも盛んになってこのころとはだいぶ構図も変わってるんだろうな。また機会があれば読んでみたい。2010/08/26

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