文春新書
小論文の書き方

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 398p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784166601653
  • NDC分類 816.5
  • Cコード C0295

内容説明

論文やリポートをどう書くのか。問われるのは発想である。心がけるべきは新聞に書かれているような意見、文体を意識的に避けること。まず自分なりの独自の仮説をたててみる。仮説があってはじめて素材が集まるのだ。良質な素材にのみ説得力が生まれる。―大宅賞作家が自筆のコラムを題材に開陳した小論文作成の極意。「大声で語られる言葉には気をつけろ」「出来事を歴史の篩にかけて揺すってみる」「まず自分に質問しろ」ほか箴言が満載。

目次

第1部 基礎編・小論文を書く(キーワードに反応せよ;メディアは偏向していると思え;偽善的な自己に気づけ ほか)
第2部 実践編・何をどう書くか(1)文化論及びエッセイ風に(野心と挫折、人間の真実を描く;異文化としての日本、その呪縛を知ること;エピソードから脈絡がつくられる ほか)
第3部 実践編・何をどう書くか(2)時事論文として(日本人は言論表現の自由を穿き違えている;リアルを喪失した日本の不気味さに気づけ;経済大国であるという事実を忘れないこと ほか)

著者等紹介

猪瀬直樹[イノセナオキ]
1946年長野県生まれ。作家活動のほかテレビのコメンテイター、メールマガジン「日本国の研究 不安と訣別/再生のカルテ」編集長を務める。慶応大学でジャーナリズム論を講義中。国際日本文化研究センター及び東京大学大学院客員教授、政府税調委員、日本ペンクラブ・言論表現委員長
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

すいへい

4
小論文のノウハウが書かれてると思って買ったが、コラムだったという

takao

2
おもしろい内容だ。2020/03/18

戦狐

1
小論文を書くことになったので参考のために読了。 ただ、本書は基本的に『読んで学べ』なので書き方のポイント自体は序章とあとがきにしか書かれていない。 政治、経済に関するエッセイ集としてはかなり面白い。 私はこの手の分野の話は昔から苦手で敬遠しがちだったが、例えや文体が読み易く、また作者自体のスタンスも『最終的には読者の判断に任せる』という押し付けのないスタンスだったので気兼ねなく読めた2015/04/27

Hiyama Masayuki

1
図書館のリサイクル本で購入。2013年第1刷だが内容は1993年から2001年の週刊誌連載再録。手に入れた時は東京五輪、そして読み終えた時は5000万円で時の人。題名から実践的な事を期待したが、自分はこんな突っ込んだ取材をして文を書いている的な内容。確かに疑問を指摘して、現場に切り込む姿勢は勇ましいが、5000万円答弁を猪瀬自身が聞いたらどう切り込むのか教えて欲しい。社会の闇を知っているのに、それをなぜ自分に生かせなかったのか? 身の処し方を学ぶ本、反面教師本になった。2014/01/06

うどん

0
猪瀬さんのコラム集といったところ。具体的なテクニック本でなく、報道を疑い自分の中で問題点をみつけて、自分なりの小論文の作法を身につけていこうと言うもの。96年から00年のコラム中心なので10年以上経て法制度や社会情勢などを俯瞰して見れて、私自身が小学生のときにただのインパクトでしかなかったニュースを深く考えることができました。文章が魅力的で一気読みでした。2012/06/01

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/407928
  • ご注意事項