文春新書
こどもの詩

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  • サイズ 新書判/ページ数 221p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784166601356
  • NDC分類 911.58
  • Cコード C0292

内容説明

読売新聞の“家庭とくらし欄”で長く連載されている「こどもの詩」の秀作集。大人に比べて手持ちの言葉はずっと少ないのに、事物を素手でつかむようにして、ほらと示してくれる詩の数々。豊かな想像力や、無機物を命あるもののように見る暖かさ、そして素直なゆえに時にはこの世を映す鏡にもなる鋭さ。かわいいだけではすまされない、生命力溢れるこどもたちの世界です。180篇のアンソロジー。

目次

1 きょうもお日さまママみたいに元気
2 天国のおじいちゃんガイコツになっても好きだよ
3 ゴキブリの独り言
4 家は裸でいつも外
5 サンタさんプレゼントにあなたのトナカイをください
6 青い鳥今すぐ出ておいで現実の世界へ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

新地学@児童書病発動中

115
詩人の川崎洋さんが選んだ子供たちの詩。素晴らしい。じーんと感動するもの、くすりと笑えるもの、はっと驚く新鮮なものなど、内容豊かな本だった。特に子供の新鮮な感覚が生んだ詩の章に圧倒された。感受性が鈍くなってしまった大人は、逆立ちしても書けないような詩が並んでいる。まだ字を知らない幼児が口にした言葉を親などが書きとめたものも詩として受け付ける方針が良い。お気に入りを一つご紹介。「(パンツはかなくてどうするの?) しゅんぺい かえるになる」 (3歳の男の子の詩です。笑)2015/02/02

いっち

35
読売新聞に掲載された「こどもの詩」を編集したもの。それぞれの詩に編者のコメントが添えられている。「大人は子どもの夕暮れ」という言葉に、残酷さを感じたが、納得もした。大人は子どもの夕暮れのようなもの。大人になって、大抵の出来事に動じなくなってしまった。最初から諦めたり、行動しなかったり、関心を持とうとしなかったり。私も子どもの頃は、掲載された詩の子どものような、感覚を持っていたのかもしれない。きっと誰しもが持っていたはず。けれどいつからか……。「子どもの夕暮れ」を認めつつ、夕暮れなりに美しく生きたいものだ。2022/08/22

パワー3

10
子供ってすごいな。     すてきだな。     読んだら幸せになった。2012/10/30

5
語彙は大人より断然少ないはずなのに、どうしてこんなに豊かな詩が書けるのか、子供の力が不思議だ。2011/09/08

GORO

5
本当に言葉覚えたての子供は明らかに世界のつかみかたが大人とは違う2010/07/30

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