文春新書
文化の経済学―日本的システムは悪くない

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  • サイズ 新書判/ページ数 182p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784166601097
  • NDC分類 331
  • Cコード C0233

出版社内容情報

文化が経済効率に影響することを理論的に解明し、終身雇用制が生産性を上げることも論証。日本を駄目にする新古典派の欠陥を暴く

内容説明

自由競争讃美の市場第一主義の跋扈で、バブル経済期以降、日本社会は深刻な混乱に直面している。だが、自由ははたして絶対の善だろうか。日本には自由競争とは異なる文化があるのだ。多くの経済学者が日本的経営を否定する中で、新古典派経済学の誤りを暴き、終身雇用制が生産性を上げることを論証。「ゲーム論」の手法を駆使して、文化が経済効率に影響することを解明し、グローバル・スタンダードに対抗する日本的システムの重要な価値を明らかにする。文化の役割を無視した経済学の伝統への挑戦の書。

目次

プロローグ 自由競争讃美の誤り
第1章 文化を無視してきた経済学
第2章 文化は市場のキーワード
第3章 日本的経営の組織と文化
第4章 「公」を忘れはてた経済学
エピローグ 指導者と創造性

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ねぎとろ

1
屑本。議論の根拠が著者の個人的経験や伝聞ばかりで弱すぎる。また「文化的に決定される」といった表現が頻出するが、「文化」は説明される対象であって、どのような現象も「文化」というマジック・ワードで説明されるのなら、社会科学はいらない。終身雇用の見直し自体は意味のあることだと思うが、これでは駄目。2008/08/13

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