出版社内容情報
人と接するのが苦痛という人が増えている。原因は自分自身を肯定できないからだ。自己と和解する方法を交流分析理論を通して明す
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちゅんさん
36
そんなに目新しいことは書いていませんが、書かれている内容は“わかるわかる”だらけだったのでそりゃ生きるのが辛いよなと思いました。読了し少し心が軽くなった気がします。2020/08/12
みこ
28
コミュ障で他人といるだけでストレスを感じてしまう私にとって打って付けの本だと思い読んでみたが、あまり私自身のことは書いてなかった。そもそも周りの人からどう思われようがさほど気にしてないし、友達も少なく、一人で出かけて映画見たりカフェで本読んだりする休日の過ごし方に満足してるし、接することがつらいと感じることは少ない。ただ、新人研修に携わっていると、やはり若い人たちにこういう傾向があるとは思う。プライベート面で得ることは少なくても仕事面で得る部分はそれなりにあったかも。2021/02/04
テツ
26
人間関係に対する漠然とした不安を論理的に解いてくれる。ぼくはほぼ全ての他人からどう思われようが全く興味がないので、他人の存在や関わりがつらいというきもちが正直あまりよく理解できませんが(どうでもいいので適当に接することができる)そうしたことが気になって仕方がない人たちは辛いんだろうな。みんな他人が必要以上に好きだったり関心があったりするんだね。でもそこまで考えてやる必要のある他人なんてせいぜい片手で数えることができるくらいの人数しかいない。それ以外のどうでもいい他人に縛られ苦しめられるのなんて勿体無いよ。2019/12/17
アイスマン
19
他の人に「○○すべきだ」と期待を持つのは、他人をコントロールしようとする試みであり、多くの場合その試みは実現しないが為に、感情を乱される。 こうして他人をコントロールするどころか自分の感情もコントロールできない状態に陥るのである。 「他人は皆 我が師匠」の精神で他人の良い部分を吸収した方が生産的だ。2017/07/14
目黒乱
19
雑にまとめると、性格は簡単には変わらんから、ありのままの自分を愛するようにしなさい。人間関係の問題っていうのは本来の目標ではないから、そこに意識を向けるのではなく、本来の目標(仕事とか勉学)に集中したらよろしい。こんな感じだろうか。あと、交流分析による、勝者と敗者の違いも面白かった。いわゆるリア充の定義ってこれ(交流分析が言う勝者)だなと思った。『回避性愛着障害』よりはるかに面白かった。2014/04/23