文春新書<br> ヘッジファンド―世紀末の妖怪

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文春新書
ヘッジファンド―世紀末の妖怪

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  • サイズ 新書判/ページ数 205p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784166600212
  • NDC分類 338.1
  • Cコード C0233

出版社内容情報

日本で、アジアで、またロシアで、その赴くところ必ず経済的に大混乱し、潰滅的打撃をうける。この資本主義史上究極の怪物の正体!

内容説明

タイで、香港で、韓国で、次々に通貨戦争を仕掛け、その国の経済に壊滅的打撃を与えて去って行った国際的投機集団・ヘッジファンド。彼らの暗躍で、世界経済は今や累卵の危うきにある。彼らは何を考えているのか。その背後にあるものは何か。また、彼らの暗躍を許した客観条件とは何なのか。資本主義の究極の悪魔の正体に迫る。

目次

序章 世紀末の妖怪
第1章 アジアが墜落した日
第2章 ジョージ・ソロス氏の知られざる過去
第3章 ジキルとハイド
第4章 デリバティブという「ババ抜き」ゲーム
第5章 「自由」の暴走
終章 妖怪の運命

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さっちゃん

4
本書はヘッジファンドの裏を書いた本。 基本的に著者はヘッジファンドに批判的な立場です。 というよりも、日本を擁護する立場だろうか。 そもそも、ヘッジファンドは一般の国民は関係ないと思った人も多いと思います。 しかし、アジア通貨危機で日本が莫大な費用を支払ったことを知ると、無関係でないことがよくわかると思います。 本書に書かれていることが本当なら、なんてけしからん話なんだと思いました。2013/12/10

ヴェルナーの日記

3
国家予算並みの巨額な投機マネーを駆使して新興国等にデリバティブを仕掛けるヘッジファンド集団。彼らが関わったとされるアジア通貨危機などを紹介しつつ、ファンドの顔として知られるジョージ・ソロス氏の過去に触れている。一介のロシア系ユダヤ難民だった彼が、数千億ドルの投機マネーを操れるようになった陰にロスチャイルド家が絡んでいるという都市陰謀説を飛び交う。作り話としては面白い話が、実際は疑わしい。しかし、その後のリーマン・ショックやユーロ危機に目を向けると、全くの嘘とも言えないところが面白い。2012/08/11

numainu

2
評価E2005/11/26

Kenji Ogawa

1
アジア通貨危機のバックグランドとヘッジファンドの暗躍ぶり2017/06/02

omochi

1
ヘッジファンドというより、世界的に有名な投資家ジョージ・ソロスの人生の投資活動歴について書かれている。アジア通貨危機におけるジョージ・ソロスの活動は、多少陰謀論に近かったが、興味深かった。2011/09/06

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