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文春新書
名字と日本人―先祖からのメッセージ

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  • サイズ 新書判/ページ数 206p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784166600113
  • NDC分類 288.1
  • Cコード C0295

出版社内容情報

日本には三十万の名字がある。世界に例のないこの多様さはどこから生じたのか? 身近ながら知られていない、その歴史を解明する

内容説明

数え方にもよるが、日本人の名字はなんと三十万種近くにもなるという。こんなに厖大な数の名字がどうしてできたのだろう?その中でも「佐藤さん」「鈴木さん」たちが多いわけは?徳川家康はなぜ「源朝臣家康」なのだろう?身近でありながら疑問だらけの名字のルーツ。古代の「姓」から「名字」が生まれてくる過程を、武家支配と「家」の誕生という中世日本史のダイナミズムにからめて詳述する。

目次

第1章 名字の不思議
第2章 武士団と名字の形成
第3章 名字の全国的普及
第4章 江戸幕府の苗字・帯刀の制限
第5章 世界の姓氏と明治の戸籍法
第6章 先祖探しと名字

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mitei

291
名字って中々ご先祖様がどういう立ち位置にあったのか?がよく分かるし、すごく勉強になった。2016/05/01

香菜子(かなこ・Kanako)

34
名字と日本人―先祖からのメッセージ。武光誠先生の著書。名字には自分のルーツが宿っており、自分の先祖からのメッセージが込められている。だからこそ名字は大切で価値がある。夫婦別姓や事実婚を選択するカップルが増えつつある日本。夫婦別姓や事実婚を選択する理由は人それぞれだと思うけれど、名字を大切に思っているという点は共通のはず。子孫たちが名字を大切にしていることに、ご先祖様は喜んでいるのかもしれませんね。2018/12/28

Takeshi Kambara

23
普段我々が何気なく使っている名字の意味やルーツを歴史とともに紐解いて教えてくれる、氏と姓と名字と苗字の違いとか読んでいて非常に興味深かったし勉強になりました。全国に佐藤さんや鈴木さんが爆発的に増えた理由にも納得。珍しい姓が紹介されているのだが、中には『ええ?こんな名前の人がいるの?』とか漫画でしか見たこと無いような厨二っぽい姓も実在するのを知って驚いた。これから人の名字を見たときに少しだけ見えかたが変わった気がします。2016/05/11

Tomoichi

20
当たり前のように名乗っている名字、こんなにその成立が分かっていないって知りませんでした。私の名字は上位100位に入っているベタな名字で愛媛・広島・熊本に多く、祖父母は愛媛出身なのでベタ中のベタ。この名字の最大居住地が大阪というのを読んだことがあるが確かに同級生に同姓が2人もいた。その一人の父親と読みは違うが同姓同名でした(笑)以前会社に名刺を置いていった銀行員も同姓同名で笑った記憶があります。ちなみに息子は某海軍大将と同姓同名にしました。出世しろよ!!!2020/02/03

ふろんた

13
名字は武家社会で使用されていたものだと思っていたのだが、農民も使用していたんだな。2014/12/22

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