CRISPR究極の遺伝子編集技術の発見

個数:

CRISPR究極の遺伝子編集技術の発見

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年05月29日 02時57分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 336p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163907383
  • NDC分類 467.2
  • Cコード C0098

出版社内容情報

「君の技術を説明してほしい」

ヒトラーは私にこうたずねた。その顔は豚である。

恐怖にかられて目が覚める━━。

ヒトゲノムを構成する32億文字のなかから、たった一文字の誤りを探し出し、修正するという離れ業ができる、その技術CRISPR-Cas9(クリスパー・キャス9)。2012年にその画期的遺伝子編集技術を「サイエンス」誌に発表したジェニファー・ダウドナ博士は、またたく間に自分の開発した技術が、遺伝病の治療のみならず、マンモスを含む絶滅動物の復活プロジェクト、農作物の改良など燎原の火のように使われていく様におののく。

豚の内蔵を「ヒト化」し、臓器移植するための実験も行なわれた。

人間は自らの種の遺伝子までも「編集」し、進化を操るところまで行ってしまうのか?

ノーベル賞確実と言われる画期的技術を開発した科学者の唯一の手記を独占出版。







プロローグ まったく新しい遺伝子編集技術の誕生



細菌がウイルスに感染しないために持っている免疫システムを、遺伝子の編集に利用できる。私たちが、その技術CRISPR(クリスパー)-(-)Cas9(キャス9)を発表したのが二〇一ニ年。以来、遺伝子を数時間で編集できるこの技術が、人類史上稀にみない変化をひき起こしている。



第一部 開発

第1章 クリスパー前史



遺伝性疾患は、DNA上の配列の異常によって起こる。では、それを編集修正することができれば病気は治療できるのではないか? ある遺伝病患者の奇跡的回復はそのことを示唆していた。クリスパーが開発されるまでの、人類の遺伝子編集研究の歴史を辿る。



第2章 細菌のDNAに現れる不思議な「回文」



動物のウイルス感染の防御としてのRNA干渉を研究していた私のもとに、見知らぬ研究者からの不思議な電話がかかる。「クリスパー」。彼女は言った。それは細菌の中のDNA塩基配列に見られる不思議な「回文」のことを指していた。



第3章 免疫システムを遺伝子編集に応用する



CRISPRのⅠ型は、DNA塩基を高速で破壊する。ブレークスルーはⅡ型の方にあった。Ⅱ型のクリスパー特有の酵素Cas9 を研究するフランスの研究者から共同研究の申し出があった。それが、特定の場所で遺伝子を自在に編集できるツールの発見の鍵になる。



第4章 高校生も遺伝子を編集できる



私たちが二〇一ニ年に論文を発表してから、堰を切ったようにCRISPRの多用な利用法が発見されている。私を含む科学者は、医療ベンチャー企業をたちあげた。これまでの六〇〇分の一以下のコストで、短時間でできるこの「魔法の杖」を誰もが使い始めた。

目次

プロローグ まったく新しい遺伝子編集技術の誕生
第一部 開発(第1章 クリスパー前史;第2章 細菌のDNAに現れる不思議な「回文」;第3章 免疫システムを遺伝子編集に応用する;第4章 高校生も遺伝子を編集できる)
第二部 応用(第5章 アジア象の遺伝子をマンモスの遺伝子に変える;第6章 病気の治療に使う;第7章 核兵器の轍は踏まない;第8章 福音か疫災か?)

この商品が入っている本棚

1 ~ 5件/全5件

最近チェックした商品