イナカ川柳―農作業しなくてよいはウソだった

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イナカ川柳―農作業しなくてよいはウソだった

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  • サイズ B6判/ページ数 191p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784163904382
  • NDC分類 911.46
  • Cコード C0095

出版社内容情報

都会への憧れ、くどい人間関係、楽しみは街道沿いのチェーン店。現代日本のイナカを笑いにくるんで届ける人気連載、ついに単行本化!

都会への憧れ、くどい人間関係、楽しみは街道沿いのチェーン店。
現代日本のイナカを笑いにくるんで届ける人気連載、ついに単行本化!

コラム誌としても人気の高いテレビ情報誌「TV Bros.」の人気投稿企画、「イナカ川柳」。
都会からは考えられない田舎のいまを、ときに憎しみを、ときに愛情を、ときに哀切を持って描き出す川柳コーナー。
約10年にわたる連載から、傑作・怪作・珍作を精選、約400句を一挙収録!

・プチ家出 街まで100キロ プチじゃない
・町挙げて 大河の接点 探し出す
・ごじゃっぺを 言ってんじゃねえよ デレスケが
・今日だけで ジャンボ尾崎を 5人見た
・西友と ジャスコとサティと 西友と
・イケメンは 嵐の大野が 崩れたの
・金髪が テキパキ事務を こなしてる
・ゆるキャラが なかったことに なっている
・憧れの 先輩んちが ホカ弁屋
・寒いとか そんなレベルの 話じゃねえ
・気がつけば 隣の嫁は 外国人
・用水路 プカプカ浮かぶ クロックス
・猪は 速い固い 止まらない
・これでもな 拓けてきたんだ この辺は
・スナックで ママと社長が メルトダウン

シャッター街にチェーン店。老人ホームにパチンコ屋。
どこに行っても似たような景色が広がっている。
されど、それは愛すべき我が故郷。
その愛憎が、詩になる。

人は減っても生きてます!


(目次)
第一章 山

平野
バイパス
言語
第二章 婆


第三章 家
親族
家畜

第四章 道


第五章 夜
イケメン

上京
帰郷
第六章 行政
危機
起死回生
第七章 春



そして

内容説明

シャッター街にチェーン店。老人ホームにパチンコ屋。どこに行っても、似たような景色が広がっている。されど、それは愛すべき我が故郷。その愛憎が、詩になる。

目次



平野
バイパス
言語




親族〔ほか〕

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やすらぎ🍀

187
「サンマシャケ、ホッケサンマのローテーション」田舎のあるある川柳集。「東京に続いている気がしない空」どこまでも続くはずの空なのに、見上げた空とあの日の空はなぜか違っている。大きさも高さも青さも煌めきも、同じはずなのに。「ダイエーがサティになって今イオン」閉店して不安になり開店に安堵する。お店がそこにあるだけで幸せなのかもしれない。「ダーツがね当たるのずっと待っている」第1村人になれたらいいね。「飼い主がペットのほうに似てきてる」同じ物を食べていると似てくるって聞くけど、一緒にいられるだけでそうなるのかも。2024/01/12

いつでも母さん

133
グローカル化か・・『はじめに』を読んで、うんうんと肯きながらもまだやっぱり違和感も。まだまだ田舎の発信力が増す時代は遠いよ。本当の田舎には若者は少ないし、インターネットより、年寄りネットが幅を利かせている(汗)都会に近い田舎と遠い田舎の温度差も感じる。この川柳の数々は、本当に悲喜こもごもだ。明るく笑えるのも確かにあるが、明るさが妙に哀しかったりもするのだ。『東京に 続いている気が しない空』がお気に入り。まだまだ続編を期待したい。2017/07/05

mike

76
何だか哀愁を感じて単純には笑い飛ばせないのもあり、泣き笑い。・夜勤明け鹿と目が合うファンタジー・牛の乳いやらしく揉むうちの父・ウインカー左に出して右に行く・お返しのお返しのまたお返しが・うちの祖母1文字違い広瀬志ず・午後いっぱい相棒相棒また相棒2023/03/18

けんとまん1007

57
いい味でてますね~。川柳なので、今のこの国の断面を切り取っていて、面白いような、でも、ちょっと哀しいようなところもある。いい悪いではなくて、いまの現実を、面白おかしく、ユーモアのセンスで描くからいいのだろう。どこかに、少しだけ、こころの余裕がないと、作れないと思う。これは、イナカ川柳でああるが、イナカ以外のものもあればと思う。それはそれで、切ないような気もするが。2017/06/24

bianca

41
川柳+編集者のツッコミまでが一作品。イナカ者からしたら、普通の日常だけど笑える。群馬のキャシーさんという強者投稿者がいて、7割くらい彼女の作品では?お気に入りは「客間にて 先祖の遺影が 監視する」本当に怖いです…。「カブトムシ 奴らのほうから うちに来る」うちの息子もいつもこの方式でひと夏のカブトムシを飼ってました。「フキばかり 天ぷら煮物で フキばかり」ちょこっとなら美味しいのかもしれないけど、イナカにはどっさりあって、食べろ食べろと言われるから嫌。フキノトウも嫌い。農作業も結局やってるしな(笑)2018/10/14

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