朝が来る

個数:

朝が来る

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年03月29日 00時30分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 346p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163902739
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

親子3人で平和に暮らす栗原家に突然かかってきた一本の電話。電話口の女の声は、「子どもを返してほしい」と告げた――。

出産を巡る女性の実状を描く社会派ミステリー

親子3人で平和に暮らす栗原家に突然かかってきた一本の電話。電話口の女の声は、「子どもを返してほしい」と告げた――。

内容説明

「子どもを、返してほしいんです」親子三人で穏やかに暮らす栗原家に、ある朝かかってきた一本の電話。電話口の女が口にした「片倉ひかり」は、だが、確かに息子の産みの母の名だった…。子を産めなかった者、子を手放さなければならなかった者、両者の葛藤と人生を丹念に描いた、感動長篇。

著者等紹介

辻村深月[ツジムラミズキ]
1980年山梨県生まれ。2004年『冷たい校舎の時は止まる』でメフィスト賞を受賞しデビュー。11年『ツナグ』で吉川英治文学新人賞、12年『鍵のない夢を見る』で直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 2件/全2件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

1446
前作の「ハケンアニメ」とうって変わって、今回は非常に重いテーマでした。辻村深月自身が母親になったことで、こうした作品を執筆する大きな要因になっているんでしょうネ。少子化が加速する時代を背景に、不妊治療、特別養子縁組、親子間の問題等をリアルに物語に昇華させています。最後に一筋の明るい未来(朝)が見えているのが救いかも知れません。いずれにしても人口が減少して栄える国は歴史上もないので、政治家はもっと真剣に実効性のある少子化対策を考えて欲しいと思います。2015/07/08

風眠

1345
いきなり上から目線だけど、辻村深月、風格が出てきたと感じた。容赦のない現実を重厚な筆致で描きながらも、読者を置いてけぼりにしない。これって物凄いことだ。「子どもを、返してほしいんです」穏やかに暮らしていた家族にある日かかってきた電話。子どもを望んでも授かれなかった夫婦と、望まれない出産をし子どもを手放さなければならなかった中学生の女の子。特別養子縁組が繋いだ両者の葛藤とその後が、あの一本の電話に収束していくまで、別々のノンフィクションを同時に読んでいるようだった。夜は必ず明ける。朝は、来る。どんな時でも。2015/08/29

遥かなる想い

1022
辻村深月が描く母親視点の世界..さすがに 感情の機微を巧みに描いている。 「子供を返して下さい」という生んだ母と 産めなかった母..心がえぐられるような感情の 起伏を巧みに盛り込みながら、読者を巻き込む 展開は本当に上手い。「母になる」こととは 何なのか。子供は本当に「朝」を運ぶのか。 佐都子とひかりの対比的な人生を描きながら、 「家族の時間」の意味を問う、そんな 現代的な母と子の物語だった。2016/04/10

yoshida

982
辻村深月さんの作品はデビュー作から読んでいる。初期の作品にあったファンタジーの要素は本作では無くなり、リアリズムのある社会的な作品となった。人間の心の動きを巧みに描く技法は更に冴え、時事問題にも鋭く切り込む。病気により子を持てない栗原夫婦は不妊治療を諦める。特別養子縁組の制度を知り、栗原夫婦は待望の子を得る。産みの母を名乗る女性から金銭を要求されるのだが。中学生の無知な為の妊娠という昔からある内容。世間体ばかりで、ひかりと向き合わない両親の冷たさ。そこに無知も加わり、苦しむひかりの哀しさ。一気読みです。2017/02/14

takaC

980
ひかりに幸あれ。朝斗に幸あれ。栗原夫婦に幸あれ。片倉一家にも幸あれ。2015/08/10

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/9730578
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。