• ポイントキャンペーン

理系の子―高校生科学オリンピックの青春

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 357p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163750804
  • NDC分類 404
  • Cコード C0098

出版社内容情報

世界中から優れた中高生の自由研究が集まり、競うコンテストISEF。出場するのはどんな子どもたちなのか? 天才少年少女のドラマ。

内容説明

インテル国際学生科学フェア―それは高校生による科学のオリンピック。世界中の予選を勝ち抜いた理科の自由研究が集い、名誉をかけて競う。出場した少年少女たちは、どんなふうに育ち、なぜ科学に魅せられ、どんな研究をやってのけたのだろう?十歳で独力で爆薬を製造、やがて「核融合炉」の製作に挑んだ少年。自閉症を持ついとこのため画期的な教育プログラムを生み出した少女。少年院で非行少年たちの眠れる知の才能を発掘した熱血理科教師。ハンセン病に感染してもへこたれず、らい菌の徹底研究を開始した少女。そして小さな虫を手がかりに太古の地球環境を解明した日本人の少女。ほか研究に青春をかけた理系少年少女たちの感動の実話。科学はこんなにもおもしろい。

目次

これがサイエンス・フェアだ
核にとり憑かれた少年
ゴミ捨て場の天才
わたしがハンセン病に?
鉄格子の向こうの星
ホース・セラピー
デュポン社に挑戦した少女
もはやこれまで
手袋ボーイ
イライザと蜂
ロリーナの声に耳を傾けて
第二のビル・ゲイツ
世界最大のサイエンス・フェア
そして、優勝は…
祭りの終わり

著者等紹介

ダットン,ジュディ[ダットン,ジュディ][Dutton,Judy]
ニューヨーク州ブルックリン在住、ハーヴァード大学英米文学科卒業。Wired、Cosmopolitan、Women’s Healthなどの雑誌に寄稿、CosmopolitanやGlamourでは編集部にも勤務。科学と人間との関わりを軸に取材・執筆活動をつづける

横山啓明[ヨコヤマヒロアキ]
1956年生まれ。早稲田大学第一文学部演劇学科卒業。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

gonta19

102
2014/10/18 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。 2016/9/30〜10/9 評判が高かった本書をようやく読むことができた。 いやいや、アメリカの中高生たちはやはり個性豊かだよなぁ。日本の画一的な教育(テストで点を取ることが目標になってしまっている)に比べてなんと多様性に富んでいるか。モチベーションが上がれば、自然と勉強するようになるんだよ。日本の大学生たちは大学に入ることが目標になってしまっていて、その先が無い子が多いんだよなぁ。今度の入試改革でそのあたりが変わるのかどうか(難しいだろうけど2016/10/09

修一郎

92
科学オリンピックに挑む高校生のお話。10歳で爆薬を作り14歳で核融合炉を作ってしまった少年を始め、なんともすごい研究成果にびっくり。勝ち抜いた学生には一人ひとりに、なぜその研究をやり遂げたのか、という物語がありました。研究内容がもう少し具体的に書かれていると良かったのですが… 高校生の息子に勧めたけど部活が忙しくて読めないと言われてしまった。残念。それでは、私も読者審査員ということでマイベスト5 1)自閉症教育プログラム2)蜂群崩壊症候群3)馬療法4)手袋ボーイ5)グラフェンの製造方法2014/11/02

夜長月🌙@5/19文学フリマQ38

60
本書は伊与原新さんの「宙わたる教室」の参考文献の一つで高校生科学オリンピックのノンフィクションです。とても興奮させられる読書でした。サイエンスフェア世界大会には50ヵ国から1,500名の選ばれし高校生が賞金総額6億円(大学の奨学金が多い)の獲得を目指します。その研究レベルですが5人に1人が特許を取得し、起業する生徒もいるというとてもハイレベルなものです。しかし、商品化できる科学研究ばかりが注目されるのではなく「社会を良くするために役立つ」かという視点が重視されています。2024/04/24

Willie the Wildcat

56
無限の可能性。興味を掻き立て、育む。社会、学校、そして家族。時に自ら、時に恩師が、そして時に仕組みが最後の一押し。偏見や先入観にも、諦めず前進!2つの共通点。1つ目が情熱。ジーグラー氏が特に印象的。心が通じ合う過程が心に響く。2つ目は時間。惜しみなく時間をかけ、時間を楽しむ。脳が刺激される様子が頭に浮かぶ。これが真の”ゆとり”問いう気がする。さて、我が身を振り返り、2人の子供の親としてどうだったろうか・・・。(汗)2014/04/28

ケイ

53
理系の私は数学は好きだったが、科学は嫌いだった。机の上だけで解くことができず、自分で手や体を動かし、機械を使って何かをするのは嫌いだった。創造性に著しく欠けていたんだと思う。この本は、自分で何かを作ったり、研究したりするのが大好きな理系の中学、高校生の話だ。望めば与えられる子供には探究心は生まれにくく、欲しいものを生み出す環境が大切なんだと思う。日本の子供達にも、努力して工夫して手に入れる力を持って欲しいなと思う。2013/03/08

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/4736366
  • ご注意事項