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無菌病棟より愛をこめて

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  • サイズ B6判/ページ数 317p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784163750309
  • NDC分類 916
  • Cコード C0095

出版社内容情報

5年生存率は3分の一。急性白血病の宣告を受け、仕事も家族の世話も放棄しての緊急入院。抗癌剤治療、転院、そして骨髄移植へ。

内容説明

2010年6月、私は急性白血病だと告知された。愛してくれる人たちがいるから、なるべく死なないように頑張ろう。たくさんの愛と勇気、あたたかな涙と笑いに満ちた壮絶な闘病記。

目次

それより前の日々
突如として重病人?の日々
中休み
ドナー日記
無菌病棟より愛をこめての日々
それよりあとの日々

著者等紹介

加納朋子[カノウトモコ]
1966年、福岡県北九州市生まれ。文教大学女子短期大学部卒業後、化学メーカーに勤務。92年、「ななつのこ」で第3回鮎川哲也賞受賞。94年発表の短編「ガラスの麒麟」で、第48回日本推理作家協会賞(短編および連作短編集部門)受賞。95年に退社して作家専業となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

三代目 びあだいまおう

387
加納朋子さんを好きになった!読友さんの紹介。小説だと思ったら闘病記だった。急性骨髄性白血病‼️頑張ってなどと口が裂けても言えない。ただひたすら信じるのみ!ご主人(貫井徳郎さん)の限りない優しさ、弟さんの優しさ。著者の、闘病中なのに明るい『良かった探し』前向きの気持ちは細胞にも好影響をもたらすのか。つらかっただろうな。きつかっただろうな。でも同じ苦しみを味わってる方、そして家族に勇気のメッセージになって欲しい。戦う患者様にエールを送りたい!大事なのは信じること!信じきること!池江さん、信じてます‼️🙇 2019/02/19

takaC

275
フィクションだと思って借りてきたのにノンフィクションでびっくり。何より内容のヘヴィさにもっとびっくり。自分の身に置き換えて読むとさらに凹むからそれならいっそ知らない方が良かったとも思ってしまった。これからはもう朋子さんや貫井君の小説を軽い気持ちで読めないじゃん。でもしかしやっぱり貫井君は良い旦那さんなんだね。好感度アップ。病人には家族の支えが何よりだよ。2015/09/28

ダイ@2019.11.2~一時休止

240
実際に加納さんが経験した白血病闘病記。前向きに努力を続けた加納さんによくがんばったねとエールを送りたいと思う。病気のことを知るためにもいろんな人に読んでもらいたい一冊である。2014/12/21

barabara

220
悲しい…けど、思ったより暗くない。作品から連想する加納さんのイメージより3段階ほどレベルアップした明るくはっちゃけた女性だったのが意外。でも、白血病の入院中にあまりに運動しすぎて、読んでてかなり怖かった…完2014/11/02

pino

219
加納さんの闘病記。勝敗を的中させる「タコのパウル君すごい!」の記述があった。前回のサッカーw杯を加納さんは病床でご覧になっていたのか。ご主人との白血病のイメージについての冗談めいた会話や体に装着された医療器具に命名したことなども綴られている。前向き。だが、抑えた表現の中に不安で一杯の心境もみえる。なにより周りの方への感謝を忘れないのも加納さんらしい。数々の作品に溢れる優しさそのもの。不謹慎だが作風の秘密を知った気がする。この一冊は闘病中の方々への贈り物だと思う。医学は日々進化している。知ることも力となる。2014/06/07

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