出版社内容情報
世界中が、好況に酔っていた2000年代半ば、そのまやかしを見抜き、世界経済のシステム自体が破綻する方に賭けた男たちがいた。
内容説明
世界中が、アメリカ発の住宅好況に酔っていた二〇〇〇年代半ばそのまやかしを見抜き、世界経済のシステム自体が破綻するほうに賭けた一握りのアウトサイダーたちがいた。難攻不落の鉄壁のまやかしを演出するのは、ゴールドマン・サックスやリーマン・ブラザーズなどの投資銀行ムーディーズなどの格付け機関に、米国政府。彼らに挑んだその大相場を人は、「世紀の空売り」と呼んだ。『マネー・ボール』を超えた痛快NF。
目次
序章 カジノを倒産させる
第1章 そもそもの始まり
第2章 隻眼の相場師
第3章 トリプルBをトリプルAに変える魔術
第4章 格付け機関は張り子の虎である
第5章 ブラック=ショールズ方程式の盲点
第6章 遭遇のラスヴェガス
第7章 偉大なる宝探し
第8章 長い静寂
第9章 沈没する投資銀行
第10章 ノアの方舟から洪水を観る
終章 すべては相関する
著者等紹介
ルイス,マイケル[ルイス,マイケル][Lewis,Michael]
1960年ニューオリンズ生まれ。プリンストン大学から、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスに入学。1985年ソロモン・ブラザーズに職を得る。ちょうど、ソロモンが住宅ローンの小口債券化を開発した時期に立ち会い、その債券を売ることになった。その数年の体験を書いた『ライアーズ・ポーカー』で作家デビュー。金融ノンフィクションの古典となった。2008年のリーマン・ショックを引き金とする世界恐慌のさなか、この恐慌を予測して大相場をはった一握りの男たちのリストを入手
東江一紀[アガリエカズキ]
1951年生まれ。北海道大学卒。フィクションからノンフィクションまで、千差万別な原著を訳す(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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