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山本五十六の乾坤一擲

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  • サイズ B6判/ページ数 294p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163728605
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0095

出版社内容情報

真珠湾攻撃の8日前、山本五十六は「日米戦うべからず」の大バクチを打っていた。五十六の愛国と勇気の全貌が初めて明らかになる!

内容説明

昭和十六年、開戦までの半年間に起きた出来事のなかには、関係者の日記、覚書、さらに回想録には記されない重大な出来事があった。奈落の底に落ち込もうとする日本を、山本五十六は引き戻そうと試みていた。大作『昭和二十年』を書き継ぐ歴史家によって、いま、その事実の輪郭が浮かび上がる―。

目次

第1章 活字に残されている昭和十六年十一月三十日
第2章 永野修身、高松宮、対ソ戦を阻止しようとして
第3章 高松宮、九月六日の「御前会議の不徹底につきてお話した」
第4章 山本五十六、対米戦を回避しようとして
第5章 高松宮、三十四年後に秘密に触れる
第6章 山本五十六の十一月
第7章 その日、十一月三十日
第8章 なぜ、木戸幸一は戦争を選んだか
第9章 その日の真実を明かすまいとした人びと

著者等紹介

鳥居民[トリイタミ]
1929(昭和4)年、東京に生まれ横浜に育つ。日本および中国の近現代史研究家。日中米の夥しい資料を渉猟し、調査・考察を重ねて独自の史観を展開(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

手押し戦車

10
決断とは最後の最後まで諦めずやるべき事を全てやって考え抜いて最終的に決断を下す。決断したら覚悟を決めて最後まで諦めずやり抜く。真珠湾攻撃の前日まで戦争回避の和平交渉を進めていた。最終的に真珠湾攻撃になった時、戦争回避の平和を望んでいた大将としては辛い決断になった。辛い決断でも最大の成果を出す姿勢は凄い精神力。乾坤一擲凄い深い意味だ。運を天に任せて大勝負する。2014/03/29

まんだよつお

0
肝心なところは、すべて作者の推測。これにはまいったね。2010/08/18

酔いどれ課長

0
何度目かの再読を終えた。凄い本です。膨大な背景を調べた上に濾し取ったほんのわずかな上澄みを提供されているといったら良いのか。日米開戦を決める過程の凝縮された情報を読みやすくしてもらって読める事の幸せっていうのか。その中の山本五十六の存在感っていうのか。特に山本の胸中を思うと胸がいっぱいになる。 日米開戦は避けられなかったのかなあ。2.26事件以降の陸軍首脳と中国撤兵の関係、木戸幸一との繋がり。 種々の要素と時間軸の中で、開戦までの期日が迫ってくる緊迫感。切ないです。また定期的に読み返すと思います。2023/06/03

NG

0
著者を知らずに読み始めて強烈な違和感。後半まで読んでわかった。これは鳥居民「昭和二十年」という長編の外伝的な本だ。本編を読んでること前提の話が次々と出てきて、未読の立場ではついていけない。しかし普通は大日本帝国の良心として扱われることが多い木戸幸一を、太平洋戦争敗戦の主犯として扱う観点にはちょっと興味がそそられた。「昭和二十年」のシリーズもぜひ読んでみようと思う。2020/09/27

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