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内容説明
伝説と化したイタリアンの秘密は天才シェフの味覚だけではない。「地産地消」と「地方再生」を担う生産者たちの群像。
目次
第1章 天国のような大地
第2章 「アル・ケッチァーノ」開店
第3章 素材への限りなき愛情
第4章 「地方再生」と「地産地消」
第5章 庄内に生きる生産者たち
第6章 農業の新しい風
第7章 食と農の未来図
第8章 庄内から世界へ
著者等紹介
一志治夫[イッシハルオ]
長野県松本市生まれ、東京・三鷹育ち。月刊「現代」記者などを経て、ノンフィクション作家に。1994年『狂気の左サイドバック』で第1回小学館ノンフィクション大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アキ
113
山形県のアンテナショップにあるYAMAGATA Sandandeloなら行けるかな。本書は2009年出版。2000年奥田政行がアル・ケッチヤァーノを開店させた後、2006年情熱大陸に取り上げられて注目されていた頃。山形の庄内地方の在来作物として平田赤ネギなどほぼ栽培がされていなかったものを、全国に広げて収入源にまで押し上げた。それとモーガニックと自称する究極のオーガニックを目指す山澤清のキカラスウリから天花粉を作るプロジェクトもすごい。庄内地方にはいつか行きたいが、まずはアンテナショップに行こうかな。2023/04/26
らふぃん
5
⑧これは勉強になりました。種の話。容易に交雑するとか。食材の組み合わせ、味のバランス、食感、塩の粒子種類までを考える。絶対舌感みたいな。一度食べてみたいものだ。2010/12/06
靖
4
地方の再生について大いに考えさせられる本。観光産業だ公共投資だと地方活性化について様々な議論があるがこの本に描かれているような人々の作り出すソフトが無ければ地方の持続的な発展など望めない。政治家はなぜ食の再生を訴えないのだろうか?良いものであれば3500円のカツカレーを食ってもいいじゃないか。それが日本の志ある人々の作った数々の素材からできているのであれば。それはそれとして最近、食にまつわる本を読んできたがこの本は秀逸。数々の料理人たちが問題としてとらえているものに現実的な対応策を模索している姿に感銘を受2012/10/01
mym
4
庄内を変える、守る、発展させるために行動し続ける男たちの物語。「地方再生」とはよく聞くキーワードだが、ここまで本気で取り組む事例はどれだけあるだろうか。正直、数あるラッキー事例の一つだと思っていたがその裏にある努力は並大抵のものではないことを思い知らされる。同時に、類似のケースも相当な努力と気概があるのだろうということを強く考えさせられた。自分の甘さが見苦しい。料理の腕前、確かな舌が成功のキーだったことは言うまでもないが、何より気迫と行動力。2010/02/18
sobalier
3
塩10種類の使い方の紹介がポイントかな。uチューブに投稿があり参考になる2009/11/19
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