病室のシャボン玉ホリデー―ハナ肇、最期の29日間

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 350p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163699301
  • NDC分類 916
  • Cコード C0095

出版社内容情報

肝臓ガンで亡くなった俳優・コメディアンのハナ肇。元・付き人で闘病生活にずっとつきそった筆者が激しくも哀しい最期を克明に綴る。

内容説明

ザ・ピーナッツ、布施明らが病室で演じる「シャボン玉」のコント。そして「スターダスト」のメロディーが優しく流れ出す…。1993年8月13日~9月10日。ハナ肇、肝臓癌との壮絶な闘いの記録。

目次

第1章 おやじの我侭(杏林大学病院;看病スタート;静脈瘤破裂;三パーセントの確率;トイレに行かせろ;テレビが見たい;黄疸症状;冷たい水;スプーン一杯のお粥)
第2章 スターダスト(ハンサム先生;おやじとジャンボ;吐血;勇気;筆談;病室のシャボン玉ホリデー;菩薩のまなざし;谷啓とクリームパン;蒸しタオルの体拭き)
第3章 肉体と魂(死んでたまるか!;ミッドナイト・コンサート;サヨナラ・セレモニー;野性の叫び;奥さんへの言葉;ハゲタカ;嵐の前;異変;最後の朝;別れ;光)

著者等紹介

なべおさみ[ナベオサミ]
1939年東京生まれ。明治大学3年のときに水原弘の付き人になる。さらに勝新太郎、ハナ肇の付き人を経て、64年「ジャボン玉ホリデー」でデビュー。以後、数多くのテレビ、映画、舞台に出演。79年から91年まで日本テレビ系の朝のワイドショー「ルックルックこんにちは」の中の一コーナー「ドキュメント女ののど自慢」の司会を務め人気を博するが、いわゆる「明治大学裏口入学事件」により降板(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ワッツ

10
ハナ肇の壮絶な最期。読み始めは、ハナをおやじと呼ぶなべの、自分目線なのかハナ目線なのかこんがらがる文章が多く、わかりにくい!下手糞!と憤りながら読み進めたが、なべの一途な看護と、それに呼応するハナの文字通り命懸けの魂に思わず胸が熱くなった。なべなど最近はすっかり見なくなったし裏口入学の印象しかないが、謎であった幅広すぎる人脈の理由がわかった気がした。植木屋や谷啓やザピーナッツらの友情も熱い。もう二十年前の話だし、クレイジーの全盛期はもう半世紀も前だが、シャボン玉ホリデーの青春の日々の追憶が伝わってきた。2013/01/13

かず(・∀・)ノ

0
時間の流れが命の流れ さらけ出す覚悟が死への覚悟2015/07/13

サイエン

0
なべおさみ、すごい人だ。こういう人がタレントだと思う。最近のテレビは笑わせているのではなく、笑われているだけの人間ばかり。タレントとは言えないと思う。2014/12/10

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/182312
  • ご注意事項